ちょっとひと段落している。

大変だった夏。加速に加速をした。結果その余韻のエネルギーが今もカラダを巡っていて、コンディションも良ければ、今もパワーアップしていて、合同練習やトレーニングもストップ高にならず引き続きGO GOという感じ。しばらくビッグマッチ等の参戦はないんだけど、自分のレギュラーで行っていることの気合や水準が高くなったのかもしれない。ずっと足腰がパンパンになっていて、何をしても気力の強度が高いのを感じている。レスラーでいることは他の仕事の気持ち、体力の橋渡しをしていられる。


最近、自分を振り返る作業をしている。考えがずっと巡っているので、自分の言葉の出力も多めになっている。

これまでのディケイドを振り返れば正直「何なんだよ」と思うことが圧倒的に多い。

自分が注いだことに対して、対価があまりに釣り合っていないことが多すぎたのだ。


そういう世界だと分かって浸かったのでは?というツッコミがあれば甘んじて受け入れざるおえないのだが、俺は常に自分の頑張りが上回ってきたとの自負がある。冷静になればなるほど、自分の自負の強さを感じる。これは「変なプライド」にはなってはいなくて、自分の永久エンジンというか非常に強いトルクになって自分を動かしている感じがする。これからいろんな現場を目の当たりにするだろうけど、「お前はいっぱい大変な思いをこれまでにしてきただろ」と言い聞かせられるヤツだと思う。


人にも頻繁に会っている。酒を飲み、よく話をしている。練習して、飲んで、よく食べて。そこで自分の言葉や姿勢を明確に堂々と話をしているのが分かる。昔はこれがふわふわだった。けど自分の視座にしっかり物差しがある。好き、嫌い。合う、合わない。人の言葉を自分に浴びせながら、自分自身に赤ペンを入れ続けている。どんどん添削されていって削ぎ落とされていっている。


松尾さんの映画を観たのだが、映画が削ぎ落とされていないと感じた。映画の中で意見や主張をしている人が沢山出ているが、基本的には曽我部さんやバンドの人たちが向き合う視点だけでよかったはずだ。僕はそれを観たかったし、曽我部さんの顔が一番魅力的でエネルギッシュだったことからも分かる。今の自分なら誰かの言葉を均等に並列に取り上げるということはしないと思う。俺はこれ!が強くある感じがした。


その他にもよく映画や本、ポッドキャストをしっかりと観たり、読んだり、聴いたり。


会社に出社するのも残り僅か。

行く度に、事務所からエネルギーをあまり感じなくて少し心配になる。活気がない。

活気はいらないのかもしれないが、事務所にもオーラのようなものがあるのではないだろうか。


グッドバイブスの人、バッドバイブスの人。

いろんな人がいる。目に見えない放つ気はとても大事だと感じている。


新しい道の準備を引き続きしていきたい。