元旦2023  


寝過ぎた。沢山寝れてよかった。


朝、最寄りの神社で一応初詣。みくじは吉。書かれていることは特に可もなく不可もなしで普通。その一方でしいたけ占いがやっぱり細部までにしっくりとくることが記述されているのは凄いなと思う。しっくりと落とし込めて、それを燃料に出来るかどうか。おみくじも出来ることならそうした燃料にしたいものである。


ジムに行く。胸トレ。やり過ぎた。一時間後、何をしても胸が攣る。よく追い込めた。ランニングも汗ダラダラ。コンディションがよくて嬉しい。






Abemaでノアを観る。ムタvs中邑戦。すげえ。こちらのベーシックな物語は私も何度もやってきた「自分のかつてのアイドルとの対戦」なのだ。中邑さんのスペクタクルとムタのスペクタクル、日本武道館決戦という舞台がやはりスペクタクルを創っているように思えた。インディーマットではかつて憧れの人と闘うという文脈を沢山観てきたが、この規模でこうしたストーリーが見え隠れしているものは稀だった。中邑さんがそうした感情はプロだから抑えようとしていたと語り、試合後にそれらの感情が溢れ出ているのを見てなんて凄いんだろうと感じた。私は「あなたに憧れていた」にフタをして生きてはいないが、中邑さんはプロだからこそフタをする必要性をしっかり認識されているし、それが開いた時の爆発もしっていたのだろうか。兎にも角にも別格で、やはりAbema中継越しに感動が襲ってくる。私はそうしたことの感情にフタをしたりすることの大事さを知っていなかったかもしれない。なんでもかんでもダダ開いていたらいいわけではないのだね。と、言いつつ私はたぶんもう全開になってしまうと思う。


それにしても弊社の興行なのだよな、とふと思う。ずっと武田さんや鈴木さん、小林さん、ノアのスタッフの皆さんが忙しそうにしているのを見ていたから大成功しててめちゃくちゃ嬉しい。


ご飯、よく食べた。


本を読んだ。『東京芸人水脈史』

椿鬼奴のエピソードが1番ピントが合った。椿鬼奴は「自分が面白いと思ったことをやり続けてて変だ」という話が書かれていた。渡辺直美もやはりその流れでビヨンセをやって売れていったと。


この本の中ではお笑いのテレビの文脈や、近年の賞レース型の文脈など様々なエピソードが語られてるのだけども、椿鬼奴が自分がやりたいことをやってるだけというところに何故こんなにも共感をしているのだろうか。


それは間違いなく私にそうした性質があるからだろうと思う。特に12月の私は、私がやりたいと思ったことを最優先させていただいたから完全に鬼奴モードだったのだと思わされる。お題が難題だから、これがやりたい!を最優先させた。大変だったけど、打席でブンブンとバッドを振ったから気持ちいいよね。


この本の中では「松本人志に憧れるパターンの多さ」みたいなのにも言及されていたりする。僕はたぶんそういう系譜じゃない。憧れている人はいるけど、是が非でもレスラーになりたかったかと言われたらそうでもなくて。裏方にいたら、裏方気質もそこまでないことに気づいて、暴れていたらこんな感じになっていた。もしかしたら女性芸人のような動機やモチベーションなのかもしれない。


芸人の本をたまに読もうと思うのはまんまレスラーに置き換えられるところがあるからだと思うのだが、自分が改めてど真ん中の王道を歩んでいるタイプではないのだなと思えて少しスッキリした。



そんな感じの元旦。2023年の幸先は通常通りで、気付きもあって、良さげである。こんな感じで2023年いってみよー