静養する時間を作れた。作れたことで、何かじっくり観たりする時間も確保出来た。


というわけで、Amazonプライムの連続ドラマ、ターミナル・リストを観れた。

非常にユーモラスな作品に出ていたりするクリス・プラットが一転、哀しき復讐や逃亡の運命に巻き込まれていく。



ネイビー・シールズでのPTSD的なことがベースのお話。気骨あるドラマの中、にクリスの哀しさが覆われています。


一種のトラウマ的な体験をベースに、そのトラウマの裏にはある陰謀があったという。


記憶が操作されていた-という流れや、記憶を取り戻すために戦う的なジェイソン・ボーンシリーズのようなプロットは私の大好物です


トラウマのような体験はやはりドラマの第一話に相当するものに起因する。それは私的な個人のお話もあれば、国家レベルのお話もあり。


クリス・プラットという陽性の強い役者がひたすらその側面にフタをして印影の強い芝居をしていくことにハッとなる。


殺していかなくてはいけないリストを書いた紙は娘が家族のことを描いた絵の裏というのが切ない。この作品の一番哀しき表裏だと思う。殺しと家族の存在が表裏にある。そうなることでより完璧に映画的なモチーフになってしまう哀しみ


最終話、単身顔を黒塗りにして敵陣に乗り込んでいく姿は『地獄の黙示録』のようです。


私はやっぱり自分の記憶と闘う主人公の復讐物語が好きなんだなあ