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ずっと忙しい。

先月のビッグマッチがずーっと続いているような状態。


先日、なんとか時間見つけてバットマンと、チタンを観に行けた。やっぱり映画館はいいなあ。栄養補給になる。


ずーっと編集をしています。編集の本編以外にも色々とアラカルトの映像をお願いされます。作品としての本編以上に告知や宣伝、広告としての映像も大事というのが身に染みます。沢山の大人が集まって作って。その映像を任されているのだから責任重大。


進行面ではもっとこうしたらいいな、とかの意見や眼差しも見える。自分からこうしてはどうでしょう?と提案することも大事ですね。人と人とが繋がって仕事をしているので、いいコミニケーションが出来ると嬉しい気持ちになる。意思疎通が出来るってこんなに嬉しいものなんだなあと仕事をしながら感じました。そうこうしながらも、トレーニングして、コンディション作って、試合するんだから、自分もよくやっている。


いや「よくやっているよね」と誰かに声をかけて欲しかった。ずーっとそうして欲しかったのだけども、みんながみんなそれに気付いているわけではないし、それに気付いてくれるわけでもない。当たり前に進行しているからこそ、当たり前なことが大事なのだ。


なので、「よくやっているな」と自分で自分に言い聞かせているようにしている。今成、よくやっているよ。いいぞ、いいぞ、よくやったと。


自分で言い聞かせるのは一種のプレイかもしれないが、それが大事なのだ。自分のしてきた仕事に誇りや愛が持てるし。  


そしてコンディション。どれくらいのトレーニング、練習が必要なのか。追い込みが出来ているか。休息が出来ているか、出来ていないのか。そういうことも全部自分で把握しないといけない。食事、サプリメント、整骨院などなど。自分の間合いを保ちつつ、自分のコンディションを作る。急な徹夜作業も出てくるものだから、その揺り戻しがくる。回復をどうするか。


来月のタイトルマッチまで1カ月をきっていて、ぽっちゃり女子プロレス興行もある。焦る。それでも一日、1日を大事に生きたい。仕上げたい。そう思う。







激しい試合を終えて、帰宅し、編集の続き、完パケを作る。完パケる安堵感と、明日も2試合あるという緊張感。


410

慌ただしい中、2試合を敢行。後楽園ホール両国国技館。1試合目を終えて、2時間後にはもう1試合。僕、こんなにザ・レスラーな時間を過ごすことになるとは思わなかった。  


場数、経験、積み重ねがそれを作り、それがまた自分を送り出す。高負荷だが、それが出来る自分に成長を感じられる喜びと、必要とされる喜びが重なる。





先月に続いての両国国技館。照明、ライティングが抜群に気持ちいい。今回は全面使用のステージ。それもまた気持ちいい。スモークが焚かれ、目の前にサムライTVの中継カメラがある。大家健の入場曲が気持ちがいい。気づいたらオンステージのような気分で踊っていた。


大会のハイライトではない前座の試合だが、やはり気持ちがよかった。ノッていた。とは言え大会全体の中の印象に残らなかったのは悔しい。





メーンの試合。試合直前の晋さんの研ぎ澄まされた姿を見ていた。僕の試合後も「盛り上げてくれて、ありがとう」と声をかけてくれた。


メーンの時間までしみじみと、じっくりとその時間を噛み締めているように感じられた。


ダウンから立ち上がれない。救急隊が来た。自分はその場で立ちすくんでしまった。心の拠り所が難しいまま、国技館を後にした。


411日。

疲れていたのか、泥のように寝ていた。

道場へ。合同練習。

リングへの恐怖心はないか、ダメージなどは残っているか。いろんなことを動かしながらリング上で確認する。うん、大丈夫そうだ。


終わって、ご飯を食べて、編集をして、銭湯へ。


心がソワソワする一日。それでもいつも通りのことをやるしかないと感じる。

コンディション管理に一層気を引き締めなくては。