8月2日はZERO1の後楽園ホール大会でした。

僕にとって後楽園ホールは試合をする場所というよりかは、映像の仕事で毎月来ている場所でありました。えっちらおっちらと映像機材を搬入して、設置して、時にまだテロップ入れが終わってなかったりして、ホールの隅っこで編集していたりする。




そんな私がZERO1後楽園大会にレスラーとして参戦したのだ。いつもDDTの現場で写真を撮ってくれているカメラマンさんと会ったりして、いつもと同じ光景なのに、ZERO1さんの興行というだけでちょっと違う感じがするから不思議だ。僕もDDTのときよりもどこかソワソワしての会場入りだった。そして映像出しのブースにはやはり知り合いの映像チームがいて、非常にホッとしたのだ。会場入りすると映像出しの確認があって、サムライTVの人が作ったと思われるオープニングVTRが流れていた。しかも曲は「RONSOME RYDER」!一番アガるやつだった。私の宣材写真も使われた対戦カードVTRが流れる。いつもえっちらおっちらと作っているVTRだけど、いざ自分が作ってもらう側になるとこんなにも嬉しいものだし、アガるものなんだなあというのをとても実感したのだ。ありがたいよねえ。もうこの時点でテンションはMAXだった。


馬場選手が欠場で2AWの花見選手が代替選手。花見選手は初対面なのに、元気溢れるナイスガイで最高。こっちのバイブスも自然と上がっていきます。さらにBJWのバカガイジンことドリューも一緒。ドリューと馬鹿話で大盛り上がり。ソワソワしてるけど、なんか一人じゃない感じがして「やってやる!」って感じでした。


これはもう不思議なもんで、アウェーなはずなのにアウェーじゃない空気を作れたのが凄く大きかった。後楽園ホールでいつも仕事をしていることも、後楽園ホールで試合ができるという喜びも、ZERO1のレスラー、スタッフの方もみんな優しくて、私はアウェーという気持ちじゃなくて、もっと前のめりになれる感情が生まれたのだ。これは滅多に後楽園で試合が出来ないこともそうさせただろうし、コツコツと後楽園で仕事をしているからそういう気持ちになれただろうし、実に不思議な感覚だった。


後楽園ホールの階段でうんしょ、うんしょと着替えていると、記者会見が行われたのだ。超花火プロレスの会見だったようで、なんとアジャ・コングさんと工藤めぐみさんがいました。テンションが爆上がりでした。新しいレスラーの募集要項には「親を大切にする人」が条件だそうで、聞き耳を立てながらなんて人間味のある要項なんだろうと感激していました。


そして試合です。もう大谷さんの入場曲が鳴った時点で私のアドレナリンが大噴出しましたよ。自分の入場曲よりもテンション上がるんじゃないかってくらい!今回のオッキーさんのコールは「好きな言葉は『情熱』です!」でした。もちろんそんなことを伝えたことはありませんが、そう言われると『情熱』ってめちゃくちゃいい言葉だなって思えてきます。


リングに上がると、田中さんの曲がヒット。またアドレナリンが出ちゃいましたよ。相手チームの曲でも気持ちが盛り上がれる。一石二鳥な気持ちでした。とはいえ試合がスタートするとリベンジャーズの人たちの力強さ、精度の高い技の数々、織り交ぜられるラフプレーに肩を上げるのに必死。何とかドリューにタッチして、そのまま大谷さんに繋いで、大谷さんが決めてくれました。久々の勝利の味わいはたまらないものがありました。








試合が終わると、大谷さんがまさかのタッグ結成を呼びかけてくれて。もうびっくりしてしまいました。

そしてそのまま、インターコンチネンタルタッグ選手権に挑戦表明に行ってしまおうと言うんです。


急転直下とはまさにこのことで、自分もびっくらこいてるけど、もう「行くしかない」という気持ちです。

こういう日がいつくるか分からないし、いつ来てもいいように自分は練習して準備をしているという自負が今はあるし。






僕がマイクをとって、挑戦表明をしました。その姿が「いつものガンプロのようだった」ともお客さんや記者の方にも言ってもらえました。

それもきっとZERO1の場に呑まれることなく、ガンプロでコツコツと興行をやってきたことが出たんだと思います

どこに行ってもガンプロのようなエネルギーを出せること、言葉を出せるようになっていた。それはちゃんと小規模の会場であっても、毎回真剣に興行を行い、積み重ねてきたから出来たことだと思います。王子や板橋でもコツコツと熱狂を作ろうと頑張っていれば後楽園のハコになっても積み重ねたものが出る。今回の体験は僕にそんな気持ちにさせてくれるものでした。あの挑戦表明を自然にビビらずに出来たことが、今の僕の最大の強みだと思いました。





天下一ジュニアは北村選手の優勝。優勝できなかったけど、今回コロナ禍で行われたトーナメントで、みんなで完走出来た意義は凄く大きなものになると思っています。17回目の天下一jr.はきっと時間が経過しても、意味を持つものになる。歓声が出せない状況下でも、このトーナメントを全員が完走したということが、一つコロナというものに対して、ZERO1のプロレスが闘った一つの証明になったと思います。僕はそのメンバーの一人になれたことを誇りに思います。




まだ夏は終わっていませんが、7月5日から、8月2日までの間、僕は間違いなくZERO1に生き甲斐を与えてもらったと思います。だからこの闘いにもっと続きを作れるように、ガンプロにも還元出来るようにもっと闘っていきたいと思いました


大谷さんとの「HOT JAPAN」で必ずベルトを獲る!

ムーブメントにする。熱い気持ちを日本や世界に伝染出来るように、これからも頑張ります!

どうか引き続き、応援よろしくお願いします!