凄い規模の化かしあい。凄まじい規模のドローンによるホログラム投影に作られた幻覚に騙し、騙されながらの闘い。


このピーター・パーカーの行動はどの観点から見てもノレるものでした。非常に応援したくなるサムシングに満ちた彼。彼の周りの同級生たちも非常にナイスな感じです。MJとのロマンスはトゥーマッチにならない感じが非常に好感持てる感じ!


ジェイク・ギレンホールは実に姑息な手段を使う悪者が似合う。ベビーフェイスもヒールもどちらもイケるけど、もうこの人はやっぱり人間の滲み出てしまう悪態のようなものを自然に醸し出せてしまうナチュラルボーンな顔。本作もハマりまくりではないでしょうか。


空中線のバトルがとにかく見事でたまげる。スパイダーマンの糸によって移動するワクワク感がたまらない。


エンドゲーム後の世界、それはトニー・スタークが死んだ世界でもあるわけだけども、彼によって何が継承されているのかというのが、とてもグッとくる物語になっているような。トニー・スタークのあのブルーのサングラスにあんな機能があるとは!カッコイイよ!


アイアンマンが不在、ネクストアイアンマンとは?という問いがきちんとあったような。約10年続いたMCUの物語の中心がトニー・スタークからピーター・パーカーにきちんと移行されている。つまり魂の世代交代が作品内に感じられたのが連作で観ていると胸が熱くならざるおえない。


10年という単位についてとても考えされられました。アイアンマン一作目が2008年公開。2019年にエンドゲームで完結後、すぐさまにそれを引き継ぐニューストーリーがスパイダーマンで。10年という単位、人に何か次に引き継がせる、伝承させられる10年。時代というものが実に10年単位で動いているのではないかと考えさせられました。


私の10年後とは43歳の年齢ですから、果たしてどのような生活をしているのか。妙にそう考えたくなる余韻がありました