今成夢人セミナー   4/6 ヒートアップ道場

①今成夢人のプロレスラーとしての諸要素、その歴史と構成。

◾︎小学校時代
地元のスイミングスクールに週2日通う。それなりに体力の基盤を作る。クロールと背泳ぎが得意。周りの友人のほとんどがサッカー少年団に入る中、サッカー団には入らず、ゲームをしてよく遊んでいた。

◾︎中学時代
野球部の先輩たちと頻繁にプロレスごっこで遊ぶ。先輩たちが新和田プロレスという団体を旗揚げし、地元の体育館で旗揚げ戦も行なっている。中心となった毛利先輩は大仁田厚に感化され、火炎攻撃を得意としていた。学校の廊下で毛利先輩の火炎攻撃や、エアーマットの上でのサンダーファイヤーパワーボムを食らっていた。

P:足の太い女性を好んでいることがわかる

◾︎八王子高校レスリング部時代
(入部した段階で今成一人しかいないという事態。顧問の大溝先生(大の三沢光晴ファン)と体力作りに励む。その後、同級生二人が入部。連日約5kmのランニング、基礎体、スパーリングなどに励む。部員の佐藤がウエイトトレーニングのジムに通っていたため、今成もトレーニングが好きになる。現在の今成の体力の基盤となっている。レスリング部はマットがなかったため、柔道部から余った畳を拝借して活動していた。)
※八王子高校は柔道が盛んである。小川直也を輩出している。関東大会に出場。白星なし。近くの高校には竹田誠志選手がいたと思われる。どこかの会場で遭遇していたっぽい。

P:やはり足が太い女性を好んでいることがわかる。ソフトボール部のキャプテンに片思いをしていた。

◾︎浪人生活
美大受験を志し、新宿美術学院に通う。この間約2年間はスポーツをする生活から遠ざかる。毎日鉛筆デッサン、色彩構成などに励む。やがて鉛筆デッサンの練習の感覚がスポーツ的な感覚で捉えることが後にわかるようになる。

美大受験を志す女性たちにスラっとした体系のスタイリッシュな人が多く、この頃あまり性的興奮を感じた記憶がない。

◾︎学生プロレス
大学一年次より学生プロレス団体HWWAに入部。プロレスの基礎的な動き、受け身などを習う。練習初日にイタリアンフォーフォースメンとして活躍していたアントーニオ本多選手が練習に参加していた。4年間はカラダをいじめ抜くような激しいトレーニングはあまりしていない。


◾︎多摩美術大学
多摩美術大学で主に映画論などに熱中。映像人類学と呼ばれるドキュメンタリー的な分野にも興味を抱く。大学2年次よりワーナーマイカルシネマ多摩センターで映写のバイトを始め、年間約300本は映画を見るようになっていく。今成の映像的な教養はこのとき、一気に養われたと言える。2年次にユニークなワークショップ形式の授業に感銘を受ける。「映像・音響・空間・身体」といったテーマと自分の好きなプロレスという分野が重なったと感じた瞬間が多々あった。

でんぱ組inc.夢眠ねむと同級生で同じ情報デザイン学科情報芸術コース出身。

P:グラビアDVDやアダルトビデオを大量に買うようになる。豊満な女性が好みだと確信に近づいていく。

◾︎中京テレビ時代
精神的に一番参る。学生プロレスの経験が体育会系と捉えられてしまい、体育会系の社風と合わず、ひたすら苦しむ日々。営業部が出場した名古屋ドーム周辺を走るマラソン大会で今成は高校時代に培った体力と根性を生かし健闘。先輩たちに見直される。

P:ぽっちゃり好きというキャラクターが営業部内でそれなりにウケる

◾︎DDT映像班
2011年1月よりDDT映像班に合流。同年3月よりDDTに正式入社。ADとして徹底してしごかれる。DDT事務所での連泊が続く。現在、腰が悪いのはその際にダンボールの上で寝ていたりしたことの影響かと思われる。

煽りVTR制作などの映像制作を仕事にしたことで、日常的にストーリーテリングをしていく作業がクセになる。これも現在の今成の大きな基盤の一つになっている。

日常的に高木三四郎社長に影響を受けるようになる。


◾︎ガンバレ☆プロレス
2013年3月より、ガンバレ☆プロレスにレスラーとして再活動開始。同時にトレーニングジムでの練習も開始。

大家健のヒューマニズムに影響を受ける。特にプロレスキャノンボール以降、なんでもかんでもカメラの前で自身の姿、形を晒す傾向にあり。日常生活の劇場化が進む。

◾︎MMA
2015年10月より、アウトサイダー出場に向けて、勝村道場に出稽古へ。高校時代に培った技術を度外視した根性的なレスリングが自身のベースにあることを再確認する。以降、頻繁に出稽古に行くようになる。

◾︎近年ハードなトレーニングによるカラダのビルドアップ及びパワーアップが散見される。


②今成夢人がリングに向かうための諸要素。その内容と検証。

◾︎試合は作品である。
→作品を残したいという願望が強い。試合は映像になれば残るものなので、モチベーションが上がる。


◾︎役に入り込む(役者的なアプローチ)
→何か自分に憑依しているような状態を作る。役者的なアプローチ。リングに上がるために闘う状態を作り込む。映画的な動機、ストーリー性をより感化させていく


◾︎カラダを作る
→筋肉俳優たちへの信仰心。自分もなりたい。筋肉映画を作りたい。見栄えのよさ。パワー、スタミナ、いいことづくし。


◾︎映像、音響、身体、空間といった面でのプロレス興行
多摩美大で興味をもった分野とプロレス興行が構成する要素が重なる。


◾︎物語を持って試合に臨む
→自身のパーソナリティからドキュメンタリー的にあぶり出す。時にフィクションを織り交ぜながらも自分なりの"真実味"のあることを炙り出していく。


◾︎メッセージ
今その時点で感じるメンタリティを放てる。(ガンプロの特徴)


◾︎ぽっちゃり女子プロレス旗揚げ
→欲望の顕在化。


上記を踏まえると、監督と主演を兼ねるという概念でプロレスをしていることがわかる

以上を踏まえて、実践的な方法を試みてみる











③今成夢人がリングに向かうための諸要素。その内容と検証。(ワークショップ)


【基礎】

◾︎座学

◾︎準備運動、ストレッチ

◾︎基礎体

◾︎シャドーボクシング(ロッキー的なイメージ)3分、2ラウンド
ロッキー(教典)をベースにする。ファイターとして生きる人間の根源的な物語。

◾︎高校時代、根性を鍛える、相撲式レスリング。

◾︎ピンフォールを取るための演習。勝ちたいというテンションを作る。


【応用】

◾︎プレゼン、自己紹介。


◾︎メソッドを考える。
役に入り込むワークショップ。(モノマネ的なこと)
何か特定の役に入り込んでのシャドー・ボクシング
何か特定の役に入り込んでの


◾︎ガンプロ的エチュード
大家と今成。
一見どうでもいい会話を魅せていくには?
日常を劇場化していくには?
劇場化していくこと、日常を舞台にしていく作業。


◾︎上記過程を意識したスパーリング

 
◾︎ありがとうございました。