昨日はガンバレプロレス成城大会でした。ご観戦していただいた皆さん、中継で見てくださった皆さんありがとうございました。


この日まで自分が大家健という人間を「高い壁」と認識して、そのハードルを超えるために取り組めることを全力でやってきましたが、他の選手が乱入し試合を壊されてしまった。


白黒をつけるために上がってるのに白黒すらつけられない状況に自分の気持ちの落とし所が分からなかったです。それは観てくれた人もそうだったんだろうなというのが少し時間が経ってよく分かりました。


ここ数ヶ月の自分の行動を「今成革命」と謳い、自分のなんてことのない日常から、ちょっと変わった家族(親父)との関係に至るまで、今現在で自分の取り巻くことを全てリングに反映させようとやってきました。そういう人生がどうやったって反映されるのがプロレスだし、またそれを強く抽出されてしまうのがガンプロだと思ってます。何故ガンプロだとそういうものが色濃く出るのか。自分でも実のところよく分かっていません。


どういう実力行使の仕方があっても、何が起きてもおかしくないのがプロレスで、言い換えればその懐の深さこそが「底が丸見えの底なし沼」と呼ばれるプロレスの魅力の一つではあると分かってるつもりで。それでも自分の一世一代の勝負を賭けた試合が壊されるとは思ってなかった。


今成革命を「なかったこと」にはされたくない。今は心底そう思います。


5年間ホームページに選手として紹介されなかった。毎回ガンプロのリングに上がっても、ガンプロの選手としては扱われなかった。やっと5年経って認められたんです。たかだかホームページの選手紹介でしょうが、僕にとってはされど選手紹介なんです。選手として扱われない、「そこにいない存在」として扱われることにはその5年で慣れてはいたつもりでした。


でも僕はもうそこまで大人じゃないから。それで「へーき」です、なんて言いたくない。


こんな形になっているのに、こう言うのはおかしいかもしれませんが、嬉しかったことがあって、


お客さんが僕を「プロレスラー」として観てくれてるんだという視座を昨日はひしひしと感じたからです。


5年前は「彼は映像スタッフでね、、」とか、「彼はね、素人なんだよ、、、」っていう視点も介在してたと思います。でも今は誰もそう観ていない。みんなが僕に「プロレスラー」として熱い視点を注いでくれてるんだとわかったんです。逆に言うと僕が鈍感だったから、それにずっと気付いてなかったのかもしれない。僕をここまで続けさせてくれたのは、何よりもお客さんの存在だということが分かりました。


遺恨をねじ込んでくるなら、僕が構築してきたものを崩してくるのなら、受け止めて倍返しにしてやる。大家に飛田に、飛田の怪人、なんなら他のトーナメント参加者にも告ぐわい。


今成革命のリターンを舐めるなよ。僕を「沈む」と思ってるやつらナメるなよ。


何度も言ってるけど、もう一度後楽園ホールに連れていける団体に僕がします。