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ガンプロ王子大会でした。


勝村&リベラ組。初対戦のブラック・リベラはメキシコでの修行経験があるとかないとか、色んな噂を聞きましたが、武道の心得もあるようで、回し蹴りなどが強烈でした。鎌固めもくらいました。勝村さんもガンプロと敵対してますますイキイキしてやがる。関節技で簡単に決めないで楽しんで倒してやろうみたいな余裕を奪えなかったな。反省や。


しかしながら、リベラの名前が「とんぼ」から由来していると聞き、「ふざけるな!とんぼって言ったら、長渕だろ!」ということでDDTの樋口選手(とんぼのファン)から授かった長渕キックを披露。会場が長渕コールで包まれて、空気が変わりました。その空気がエールになり、とても背中が押された。ガンプロチームがその空気を作れたというのは大きいです。これがもし他団体でこの空気を作れたらますますいいかもしれない。野球、サッカーでもホームグラウンドっていうのがあるわけで。どの会場でもホームの空気を作って勝率を上げていくことも一つの目標ですよ。


そういう意味では長渕剛はあまりに偉大でした。もっともっと長渕さんの曲を聴き込んでトレーニングして、ピンフォールを取れるくらいの技にしていきたい。激しくそう思いました。生きて、生きて、生きて、生きまくる。やっぱりヨーソロー!の精神なんだと思います。


そして集会ですよ。

客席に僕の学プロの同期だったソルト佐藤を見かけたんで、集会中につい声をかけてしまいました。

こういうのっていうのは本当はよくないかもしれないんですけど、大家代表は「おぉ、こいよ、こいよ」と行って招きいれるんですよ。そこは大家健の懐というか、「プロレスキャノンボール2014」で学んだことなんだと思います。プロキャノで僕の学プロ時代の友達のところに行って、沢山助けてもらったし、やっぱりそこで何か心を通わせられるっていうのはあの時、大家代表も感じたんじゃないでしょうか。今回もそういうことだったんだと思います。



前々日くらいに彼から電話があって


「海外に単身赴任が決まった。5年くらい行くかもしれないから、しばらく会えないかもしれないので、11日会えないか?」と


「その日、ガンプロの興行があるから、終わった後ならどう?また連絡するよ」


と電話を切ったんですが、まさかガンプロの興行を観に来てくれるとは。


僕はこの世界で同期らしい同期と言える人間がいないんですけど、学生プロレスではソルト佐藤は入門の時期も一緒で完全なる同期で、彼とは色んな青春を過ごしてきました。


自分が学プロの練習に体験に行ったときの4月の段階で彼はもう新入生を歓迎する側になってたんです。つまり彼は入学式を迎える以前から新入生歓迎会や部活紹介なんかもする前から、3月から入部していた。


ソルトとは一緒にタッグ王者にもなったし、それ以上によくシングルで試合をしました。2006年にはレッスルエキスポ(電流爆破で停電があったというイベント)で、新歓イベントとして、津田塾大学(女子大)の庭でも試合をしたり、一橋大学、東京大学で試合をしました。


彼の飽くなき学生プロレスの探求心は自分の団体にとどまらず、ソルトは他団体に出るようになりました。当時のソルトは週5日学生プロレスの練習をしていて、プロよりも練習をしているのではないか?と囁かれるほどでした。そんなこともあり、他団体との交流も深まり、学生プロレスサミット2008が行われるようになりました。僕もソルトに付いて行くような感じで出場し、練習をしたり、交流を持つことでエロワード・ネゲロ(冨永真一郎)とも知り合うことが出来た。なのでソルトがいなかったら僕はサミットに出ていなかったかもしれないし、「ガクセイプロレスラー」という作品も出来ていなかったかもしれない。


ソルトは思いつきで色んなことを思いついてはリングで実践していった。スベるとかスベらないとかの次元じゃなくて、自分が面白いと思った沸点に達したものをとにかくリング上で実践していった。


当時、KENTA選手の「go 2 sleep」という技がブームになっていたので、ソルトは「「go 2 スリッパ」という技を発明した。担いで着地させたところで蹴りを入れる技は担いて着地したところにスリッパで叩くという技に変形した。それが面白いか、面白くないのかはわからなかったが、ソルトは間違いなくやりたいことをやっていたと思う。でもソルトのそういう部分にもしかしたら多分に影響を受けていたかもしれない。


ソルトは卒業後、YKKに就職。ブラジリアン柔術をしてマットに頭がコスりつけられて、後頭部が薄くなりはじめていた。俺も前頭部から怪しくなりはじめているので、将来は二人してハゲヅラを笑い合うのだろう。


と書き綴ったところで下書き状態のまま半月以上が経過。もうこれ以上書く体力がありませんので割愛。とりあえず、ソルトありがとう。