『俺の獲物はビンラディン』

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なんだろう、なかなか噛み合っていなかったような。パキスタンに行くまでの描写がなかなかに長く感じられた。神様からの啓示を受けて、ビンラディン捕獲へ動くという話だが、この神様の登場や、神様との絡み方のB級具合のルックに好き嫌いが分かれるような感じ。個人的にはこの悪ノリに上手くノレなかった。

これが実話なんだというオチの映像の破壊力はあったが、ならばドキュメンタリーで見たかったという気もするし、ニコラス・ケイジが再現VTR的な感じで進行していく方が見やすかったかもしれない。映画としての構成にはやや難があったような、これは好き嫌いの問題かもしれない。とは言えニコラス・ケイジの狂いっぷりというか、実話の本人に似せようとしてるのだけども、普通のニコラスでも十分狂ってるわけだから、そっちに寄ってくニコラスに違和感を覚えたのかも。奥さんがやたらとキュートだった。シネマート1番スクリーンで観たが、この作品に対してはスクリーンが大きすぎたかもしれない。ミニシアターでちょうどいい感じがした。ボラッドの監督ということだけど、ボラッドの方が語り口がハマっている感じがした