2017年ガンプロ主催興行最終戦が12/20新木場1stRingで開催されるぞ。
まだ観戦に行こうか悩んでいる方もこちらの観戦ガイドを参考に是非足を運んで欲しいぜ。

○Burnin’ X’masスペシャル3WAYマッチ
勝村周一朗 vs 安部行洋 vs 力
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※写真はネットで拾った若き安部選手

3WAYマッチとは洒落た試合形式だ。先にピンフォール、ギブアップをとってしまった選手が勝ちなわけだから、戦術を立てて闘うもよし。そういうものを差し置いても一瞬で一本取れる技術のある人が有利かもしれない。そうなると一瞬で3カウントを取れそうな安部選手や、一瞬で締め落とせる技を持つ勝村選手が優勢と見れる。力選手は真っ向勝負を挑むには分が悪いかも…。そこをチョップで切り崩し、その状況を打破してもらいたい。


○星野真央デビュー戦
星野真央 vs チェリー
※星野はこの試合が引退試合となります。
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星野は今年2月にガンプロオーディションに合格し、そこから合同練習に参加し続け、気合で乗り越えてきた選手だ。残念ながら、親の反対などもあり、この試合で引退をすることになる。とは言え、たった一試合、されど一試合。一試合に彼女が生きてきた人生が何らかの形でリングに映し出されるわけだ。どんな気持ちでこのガンプロに入ってきたのか、どんな覚悟を持っていたのか、全力でぶつかる姿を観てみたい。相手はチェリー選手。通っていたプロレス教室時代の先生だという。チェリー選手もこの特異な状況での対戦相手ということで、プレッシャーもあるのではないだろうか。それを受け止める、プロレスラー・チェリーの姿を目に焼き付けたい。


○戦慄の厚化粧を倒せ!
HARUKAZE vs 夏すみれ
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※写真は夏すみれ選手が出したというイメージDVDのジャケット

この試合は何度もシングルマッチが実現しているにも関わらず、HARUKAZEは全敗。その悔しい気持ちを成仏させることも出来ずに何度も夏に対して対戦要求を迫ってきた。夏は今年秋頃から所属団体を退団し、フリーランスとして活動をしていくことを選択。群雄割拠のプロレス界でフリーとして生きることの大変さは当の本人が一番理解しているであろう。そんなこんなで、上がったガンバレ☆プロレスでリングコールの際に「戦慄の厚化粧」というキャッチフレーズを付けられて、本人は大激怒しているようなのだが…。しかしながらこのキャッチフレーズ、一瞬にして浸透してしまい、本人も満更でもなさそうなのである。むしろフリーランスとして生きていくために、この状況を「おいしい」と思っている可能性はズバリ高い。そんな夏はこの試合に勝利をすることで、ガンプロのレギュラー枠、さらにはギャランティーのアップを要求している。そんなことをされたら、ガンプロは一気に運営費高騰で破綻してしまうかもしれない。それだけは勘弁だ。


○ガンバレ☆プロレスvsDAMNATION全面対抗戦PART1~すやますやまのインディーズ・ドリーム~
翔太&今成夢人 vs 石川修司&マッド・ポーリー
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※写真はすやますやまと須山氏

この試合からガンバレ☆プロレスとDAMNATIONの全面対抗戦が開戦となる。DAMNATIONは「群れない、媚びない、結婚しない」を信条とする反体制ユニットだが、ガンバレ☆プロレスは「群れたい、媚びたい、結婚したい」を信条とする寂しい男たちの団体である。年の瀬は特に寂しくなるが、筆者は今のところ一つも忘年会の予定がない。興行が多すぎて、予定が立てられないのだ。もう少し群れたいところだが、なかなか群れられないのだ。この試合は言うまでもなく体格差が凄まじい。石川修司&M・ポーリーはプロレス界全体で見ても大型選手の部類に入る。一方の今成&翔太はかなりの軽量だ。しかしそれでも分からないのがプロレスだ。翔太とM・ポーリー、なんだか関係性が全然ないとも言い切れない雰囲気を醸し出しているのだ。さらに言うと、今成はプロのデブ専だ。これまで豊満体型の人間の性格や行動パターンを行くどもプロファイリングしており、M・ポーリーの行動もDDTの大会で何度も目撃するにつれ、その行動パターンに傾向と対策を見出しているという。やはり、プロのデブ専恐るべし。石川修司は今年のプロレス大賞最優秀タッグ賞も受賞している。この試合に関しては天と地をひっくり返す奇跡を起こして欲しい。


○ガンバレ☆プロレスvsDAMNATION全面対抗戦PART2~最強の素人vs漆黒の旋風~
冨永真一郎 vs 遠藤哲哉
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かつて期待されたニューカマーとしてユニオンプロレスに入団した冨永と、全く期待されず、”飯伏幸太直撃世代の新人”としてDDTに入団した遠藤哲哉。しかしその期待と現実を数年の蓄積が変えていった。今や遠藤はDDT両国大会のメインイベンターだ。しかし、冨永も自身のアイデンティティーをより強固なものにしている。主催するアマチュアプロレスの団体を継続、さらには拡大していっているのだ。これは相当な熱意がなければ出来ないだろう。あえて「プロ」ではなく、「アマチュア」であることに自らの人生を歩んだ冨永は社会人としてプロレスに携わるものたちに囲まれることで、仕事とプロレスに境界線を作り、プロレスをより「特別」なものにしている。奇しくも両者はハイフライヤーであり、また独創的な試合展開には定評がある二人だ。注目のシングルマッチだ。


○ガンバレ☆プロレスvsDAMNATION全面対抗戦PART3~全てを賭けて~インディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級選手権試合
<王者>佐々木大輔 vs 大家健<挑戦者>
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今年9月に佐々木大輔にインディJr.王座をとられた大家健。その後、度重なる佐々木の心理戦に真っ向からぶつかろうとしていく。次第に預金通帳を賭け、通帳の財産を獲られるなど、どん底を見ることになったが、前回大会でなんと大家には別の口座があることが判明した。それには子供が出来たことによる手当などで入ってきたお金が振り込まれていたのだ。大家にとってそれは最後の砦であり、また奪われてはいけないものである。今の大家は天涯孤独な男ではない。れっきとした家族がいるのである。筆者は先日、大家の子供に会ったのだが、これがなかなか可愛かった。しかし大家の教育が悪ければいつグレるかどうかも分からない。大家にはしっかりと教育をして育てていってもらわなければならないのだ。大家はさらにそのゆうちょ貯金も賭けるそうだ。嫁はなんと言っているのか?嫁は怒らないのか?大家・嫁の声明が公にされていない以上、どんな気持ちでこの試合を見届けようとしているのか判然とすることが出来ない。大家は父になった、守るべき団体もある、叶えたい目標がある。その覚悟をこの試合で背負い、闘う事ができるのだろうか。ある意味でこの闘いは最も大家健らしい、シチュエーションと言えまいか。そしてこんな状況をも佐々木大輔という選手は何度も飲み込み勝ち続けてきた選手だ。どんな闘いになるのか。必見だ。

チケットは今成チケットセンターまで、まだ売っていますよ。
希望の座席を明記の上に、メールお待ちしています。


「Burnin’ X’mas 2017」
■日時
2017年12月20日(水)
開場19:00 開始19:30
■会場
東京・新木場1stRING

■チケット
-前売り-
特別リングサイド5,400円
自由席4,320円
-当日-
特別リングサイド5,940円
自由席4,860円