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のの子選手が東京女子マットからの卒業を発表されました。

2013年頃だったでしょうか。僕がたまたま撮影で訪れていた夏の魔物のエンタメグループのオーディションに参加していたのを見かけたんですね。

「あ、この人知ってる」

と思いました。

よく水着グラビアで目撃してたんですね。僕は一時期水着のグラビアにハマってて、とにかく自分の好みの体型のグラビア写真集やDVDを中古で買い漁る活動をしてました。ブックオフとか、ブックセンターいとうとかで500円とかになってるんですよ。

中には名の知れたメジャーグラビアアイドルもいましたが、そのほとんどはDVDを一本から二本くらい出して消えていく。そういう儚さみたいなのも結構好きで買ってました。あとメジャーグラビアアイドルほど綺麗な感じじゃないのがなんだかよかった。

そんな中にオムニバス形式で収録されてた巨乳グラビアアイドルを中心としたDVDにのの子選手が入ってました。

よく頻繁に視聴していたので、オーディションで見かけたときは「お前は俺のことを知らないが、俺はお前のことを知ってるいる」という状態でした。

のの子さんと同時期に活躍していたグラビアの人たちはほとんどいなくなってしまっていて、一部の人はAVにも出演してたり、着エロと呼ばれるもう着てるんだか、着てないんだかよくわからないような謎のジャンルでやってる人もいました。

そんなとき、のの子さんを見かけ
「まだ今も活動をやっているのだなあ」と思いました。

オーディションではのの子さんが落選してしまいそうな雰囲気でしたが、僕は何故まだ活動を続けてるのか?そしてそのオーディションでの「泣き」の真意は何なのか知りたくなりました。

その場で声をかけ、なんやかんやあり、いつの間にか東京女子プロレス旗揚げに合流し、ボインメーカーとしてのの子さんは自分の武器である巨乳を売りにセンセーショナルな活躍を見せていきました。

のの子さんは売れたいという願望や、表現を続けたいという気持ちが一層強い人なんだと、何となく感じる部分もありました。同時代を過ごしたグラビアアイドルたちが次々とその世界を去る中で、のの子さんは這ってでも続けようとしてる。その意地や、垣間見える執念のようなものも次第にプロレスに反映されていったように思えます。

どこかで燻っていただろうし、どこかでゴールのないマラソンのようにもなっていただろうし。そこでプロレスが包み込み、のの子選手のエネルギーを解き放させたようにも思えました。

プロレスに出会うことがのの子選手にとってよかったのかどうか。人の人生の1つにキッカケを与えてただのおせっかいだったのではないのか。ふとそんな気持ちはも過るのですが、今回の会見でのエネルギーを見て吹き飛びました。

次のステージでも大活躍することでしょう。まずは決まっている卒業試合のある2月までプロレスで完全燃焼してもらいたい。

それにしてもこの写真は謎の艶があります。黒い衣装に真っ白くはだけた胸元、それを覗き込む黒縁メガネの怪しい1人の男。なんだかいいじゃありませんか。