ワタシは乳がん、妹は白血病。
2019年1月 私が全摘手術をしました。
2019年4月 妹(享年49歳)が亡くなりました。
2024年4月 妹のご主人(享年55歳)が亡くなりました。
テーマ別「cancer sister's」では当初妹のことを書いていましたが、義弟のことも加えていきたいと思います。
 
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妹のご主人である義弟が海外で急死しました。
こうして義弟の死について文字にしているのは、私なりの気持ちの整理と私なりの供養です、多分。
今回は義弟と最後に笑って話した話。

 

義弟が整理してくれた母の写真フォルダの一枚

甥っ子はまだ幼稚園生です

 
3月20日に母が亡くなり、葬儀屋さんから、遺影写真一枚と会場に陳列する生前の写真を15枚を用意するように言われました。ここ数年の写真は私のスマホにありましたが、元気な頃の写真は手元にはなく、お手上げ🤷‍♀️状態。そのため、写真や動画を撮ることが好きだった義弟に、母の写真を持っていたら送ってほしいとお願いをしました。

 

 

そう、彼は徹夜して写真を整理してくれたのです。おかげで、翌朝、母が写っている良い写真ばかり20点ほどを、専用のGoogle drive経由で入手することができました。

 

母のお通夜の日に、彼が言ったこと。

「S実(彼の妻=私の妹)の遺影写真は、本人が自分で選んだだけあって、めちゃくちゃいい写真だとあらためて思った。今回S代(私の母)さんの写真を整理しながら、生前に自分で選んでおくべきだと思ったねぇ。」

 

たしかに、妹の遺影写真はとてもいい写真であることは疑う余地なし。着々と準備をして見事に死んでいった妹を話題に、笑いと懐かしさで、義弟と甥っ子と楽しいランチをしました。今となっては良い思い出です。

 

義弟が整理してくれた母の写真フォルダの一枚

2匹の犬の散歩に彼はついていった? 撮ったのは妹?

 
おそらく、この時に、彼は、私の母の写真だけでなく、死期の近い自分の父親の写真も、一緒に整理したに違いありません。日本で父親の面倒を見ている姉が困らないように、父親の遺影写真もきっと選定済みだったと思います。
 

義弟が整理してくれた母の写真フォルダの一枚

小さな甥っ子を挟んで、左が母、右が義弟

 

まさか自分自身がこの日から10日後に急死するとは思ってもいないはず。あんなことを言いながらも、自分自身の遺影写真を選んでいたとは思えません。彼の死後、彼が管理していたGoogle driveにアクセスすることができず、自分の遺影写真が選んであったかどうかは未確認です。