フワフワ粉雪が舞って

手のひらで掴んで

ギュッと握りしめたら


手のひらの奥へ

吸い込まれていく

粉雪たち


何度も何度も

吸い込まれていく

粉雪の妖精たち



きみを改札口で

いつも待っている 


寒さしみる今夜は

フワフワ粉雪


空を眺めたら

真っ白な世界


何処までも

続いている


ホームに電車の響き

鳴り響く度に


心が踊りだして

ドキドキ ドキドキ


手のひらで

抑えても抑えても

抑えきれない


心の鼓動は


粉雪ヒラヒラ

舞っている

真冬の駅


階段を降りて来る 

きみの笑顔


じっと待つ冬の夜

きっと

今夜はきみへ


打ち明けると

心に誓って


きみへ

言葉で伝えたい


きみに

伝えに来たよ 


「きみを 好き!」

「きみに恋しちゃった!」


ドキドキして

きみへ

打ち明けに来たよ