“末廣小華“(すえひろしょうか)の書道人生
『日展連続入選13回目』
この頃の小華は、近代詩文書ならではの、
詩や文章の選定に苦しみ、また
紙面上の創作も、
試行錯誤を繰り返した。
やっとのことで、作品が出来上がると、
歓喜にあふれていた。
小華の作品は、
前年に引き続き日展に入選する。
1988年 小華54歳
日展入選「13回目」の作品
「北 の 便 り」正道詩
(釈文)
鈴蘭を同封しておきますと書いてあるのに
封筒を膨らませて見てもそれが見えないのだ
雪の匂い花の匂が流れてきて広い原野に
花を摘む 芹 蕗 蕨 山菜摘む萬葉乙女のように
姿さえ浮び澄んだ空気が漂ってくる
小華は当時毎年、北海道を訪れていた。
作品作りのためである。
九州にはない珍しい多くの植物、
動物、広い大地に響く虫の音や鳥の声、
自然の変化など、
小華は、これら北海道ならではの
大自然に触れた。
大自然の中で見つけた作品『鈴蘭』
何とも言えない思わず微笑んでしまう、
心情をよく表現した叙情詩である。
小華もその詩の心を、
北海道の自然で得たものを駆使し、
素直に表現している作品である。
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色々な作品をあげております。
ぜひご覧くださいませ。
姉 末廣小華を知っている方は、
懐かしく思い出して頂き、
ご存知でない方には、
改めて知って頂くために、
ブログを書いています。
せおり