“末廣小華“( すえひろしょうか)の書道人生

『書一筋に人生を歩む』 

 

 

 

 

1985年 末廣小華50歳

 

九州書壇では無論のこと

 

中央書壇でも

 

「審査員」として活動が始まった。

 

 

 

そして、

 

「日展会友」になったのを機に、

 

長年在職した大分県庁を退職し、

 

自身の「アトリエ」をつくり、

 

”書一筋に生きる決意”をした。

 

 

 

 

 

年に5、6回「上京」して、

 

新しいものに果敢に挑み、

 

年間14〜15公募展」や、

作品展」に出品し、

 

“書道一筋に打ち込む日々"

 

が始まった。

 

 

 

 

 

 

1985年 小華50歳

日展11回目の入選作品 

 『旅 情』 

山川建樹の詩

下差し

 

 

(釈文)

紫の夜の静寂に一すじの

細き笛の音のごとく走れよ汽車よ

 

風より早く黒ぐろと

重なる山䕃を過ぎ銀色に開ける海邊

 

星はもろに降り落ち貝もうたう

 月影は砕けて波の黄金の唄か

 

 

 

ハイビスカス   ハイビスカス

 

 

この作品についての
インタビューで、小華は、

 

 

「静」から動」へ

 

心の盛り上がりの展開を求め

 

余韻を残していくという

 

情を大切にし、

 

軽快なリズム感をこの作品で、

 

表現してみたかった。

 

 

 

表現オーバーとなりすぎると格調を欠ぎ、

 

一方意識が働きすぎると、

 

心の高まりを欠ぐので、

 

その調和を保つのに一苦労したと述べている。

 

 

 

常に新しい境地を開拓したいと思っている

 

なかなか至難であると言っていた。

 

 

 

 

また、この作品の評価は、下差し

 

 

 

 

小華は、その翌年には、

 

小華個展、

 

”日展会友記念書作展”

 

を開きたいと言っていた。

照れ

 

 

 

姉 末廣小華を知っている方は、
懐かしく思い出して頂き、

ご存知でない方には、

改めて知って頂くために、

ブログを書いています。

 せおり