チャレンジキッズ | 愛こそすべて LOVE IS ALL

チャレンジキッズ

女神
 アメリカで毎年900万人の子どもが参加する全米スペル暗記大会、これに参加する8つの子どもとその家族を追跡したドキュメンタリー。頭脳オリンピックと称されるこの大会は全米ナンバーワンのスポーツチャンネルで放送されるほどポピュラー。地区大会の予選の優勝者になっただけで地元紙の新聞の一面を飾ってたりしてて、なるほど大変な人気があるんだと思った。それとも他にたいした出来事がないのだろうか?

 インタヴューで,ある女の子が自分の住んでいる街は、退屈な所だといっていたのが印象に残った。アメリカみたいに広大な国土を持つと大変です、車がないと買い物にも困るし、若者にとってはつらいだろう、卒業したら早くでていきたいと思うのは当然、そんな退屈な街でも護身用に銃が普通にある。これもスペル大会に出場する子が、銃の練習をしてて、若さと退屈さと銃というなんとも危い構図が現れます。もちろんこの映画はそんなヤバイ映画ではありません、どの子も一生懸命努力してて感心しました。受験勉強でもないのに、1日8時間や9時間勉強するってすごい。またインドやメキシコからの移民の子もいたりしてアメリカの移民国家としての側面も垣間見えます。こうした移民の子達が地区大会でも全国大会でも頑張れば、正当な評価が与えられるってのもアメリカらしい、まさにアメリカン・ドリームですね。