北の最果て宗谷地域は、ある意味取り残された僻地だ。
鉄道が廃線となり、路線バスもなくなり、車以外のアクセスは音威子府からのデマンドバス(予約乗合タクシー)しかない。稚内や利尻に直結する天塩•日本海ルートに比べ観光客は通りすがる。
中頓別(なかとんべつ)は人口1600人程の小さな町で、クッチャロ湖のある浜頓別から下ると、どこが街の中心か気づかないで通り過ぎてしまう。
宿も旅館は2軒だけなので、自炊の民泊を利用した。TVもなくまるで大草原の小さな家みたいだ。
ところが、この小さな町には、洒落た飲食店がいくつかある。
里芋と蜂蜜 お茶漬け喫茶 ランチはなかなか豪勢だ。
ヤマフク こだわりのパン、ピザ、パスタ。
コーヒー豆はなんと自家焙煎だ。
ふるさと納税の返礼品でもある。
チーナドゥ 完全予約制の創作イタリアン
ここは札幌か?と思わせる洒落た店。そして小さい子連れの若いママたちが気楽に立ち寄る。
町の中だけでは客層が限られるので、隣の浜頓別も含めて十夢宗谷(トムソーヤ)地域で色々なコミュニケーションを結んでいる。
砂金公園も含めて、民間が町を変えていく予感がある。
何にもないけど、素敵な魅力がたっぷりある日本のド田舎だ。
#中頓別 #北海道 #Nakatonbetu