日本のエース小林陵侑が、ワールドワイドな夢に挑戦した。

 

 レッドブルプロジェクト 小林陵侑300m飛翔に挑戦(ANNニュース)

 

 スキージャンパーにとって「どこまで飛べるか」の夢に挑戦。

 今までの試合での記録は254mだが、世界で300m飛べるジャンプ台はない。

 ないなら作れば良い、とアイスランドに大土木工事で作ってしまった。

 競技ではないので、FIS(国際スキー連盟)が公認するわけなく、いわば極秘で計画が進んでいたようだ。

 

 

 

 日本よりヨーロッパの方で反響が大きく、競技のサーカス化や安全性の問題で議論を呼んでいる。

 

 だが、これは夢に向かっての冒険だ。数字の記録は関係ない。

 スキージャンパーの夢を世界チャンピオンが資金力を使って実現したという話だ。

 

 

 スキーヤーで大冒険家の三浦雄一郎さんを想起した。

 三浦雄一郎さんは北海道大学大学院在学中、五輪を目指すが、当時のガッチガチのアマチュア規定からアスリートの資格を剥奪される。そこからキロメーターランセ(速度を競う冒険スキー)に転じ、後のエベレスト大滑降につながる。

 

 今回の出来事、FISも快挙を認めたものの「本業は竸技界」と釘を刺している。

 しかし、これは自然に対する人間の夢だ。日本のマスコミももっと意義を評価すべきだと思う。

 

 竸技ではなく「かっこいいスノボ」を支援しているミステリー作家の東野圭吾さんなら大喝采してるに違いない。