テレ朝 グッドモーニング(早朝ニュース)

 

 知事会で宮城県の村井知事が「国スポを廃止」と提起して議論になっているそうだ。新聞で度々取り上げられた「国スポ渡り鳥」の内藤に取材があった。

 「用がなくなると使い捨てされる」身に、国スポの存在価値を問うのは違うんじゃないか(笑)とも思うが、電話取材であまり意図が伝わらなかったらしい。

 

 冬の国スポは競技施設、選手層の関係で夏の国スポとは大分事情が違う。

 会場は、施設もある雪国や東日本で順番に行われる。(来年は秋田・鹿角市)

 とりわけスキージャンプは、国体開催に向けてジャンプ台が作られて、同時に小学生からのJr.指導の契機になっていた事も事実だ。1996年の広島国体では、関西初のサマージャンプ台建設の企画もあったと聞いている。

 

 国スポの問題は、県別対抗をやるという慣例が金ばかりかかり費用対効果がないという政治的問題だ。

 確かに国スポには現状では色々課題はある。しかし、価値はもうないから廃止‥というのは、スポーツ文化を全く度外視した政治の損得勘定でしかない。

 廃止まで言うんであれば、五輪も大阪万博もやるべきではない。

 第一、天皇杯、皇后杯を知事会の進言でなくせるのだろうか?

 今の時代、家庭でいつでも旅行ができるのだから、修学旅行はもういらない、という意見と共通するものがある。

 

 本質に戻って青少年育成、パラスポーツ、エンタメを含めたスポーツ文化の醸成から考えてほしい。

 

 議論は大切だけど損得だけの政治判断は、そこに関わる「人」が不在だ。

 

 

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