還暦を過ぎてから「いろんな温泉を体験したい」から、その時の自分に合った温泉、逗留したい宿に絞って行くことが多くなった。その温泉の泉質や宿の心地よさが大切なんだけど、一泊なのか連泊なのかでも行く場所も変わる。

 今回は、腰の怪我のリハビリと少々動き過ぎた気持ちの疲れを考え、山形県肘折温泉にゆっくり逗留することに決めた。

 

 

 ねらいの若松屋村井六助は残念ながら休館日。

 接客が定評のある大穀屋に宿泊。

 

 この時期には珍しい大雪で、タイヤを履き替えなくて良かった。

 

 

 泉質は炭酸水素塩線だが、重曹分が多く黒湯に近い。

 重曹分は、皮脂と反応して石鹸成分となり、体を擦らなくても古い角質部が浮き上がる。美肌の湯の所以でもある。自宅の風呂でも必ず重曹を入れているが、この10年体を石鹸で洗ったことはない。

 さらに、体が芯から温まる。

 

 大穀屋の接客は評判通りだった。

 さらに夕食では馬刺しもついて一万円を切る宿泊費で、いわゆる湯治宿として良い宿だった。