卒業生が大学合格の報告で職員室に来てくれた。
残念ながら出勤日ではなく、会うことができなかった。
小学生の時、ジャンプを指導した子だ。
下川で合宿し、朝日や白馬の大会にも出場した。
2013年 北海道下川町にて学ターレの皆さんと合宿
4年生の時、親の判断でスイスに単身留学した。
スイス在住のFB友がホームステイを引き受けてくれたが、生活態度はがっかりする程酷く、ホームステイ先に大変迷惑をかけてしまった。
やはり、親の決断は時期尚早だったのだと思う。うちの息子だって中3で家を離れて下川町へ行く時悲しんだ。
しかし。彼は日本に戻って変わろうとした。
学習的には英語以外Bクラスだったが、6年生で児童会長。高校受験で開成に合格。
そして、東大合格。
中学受験が子どもの将来への勝負どころだと勘違いしている保護者に知らせてあげたい。
本人は卒業後、毎年のように職員室へ挨拶に来る。
きっとスイスで迷惑をかけた里親にも感謝しているに違いない。
映画のアカデミー賞が話題になっているが、アカデミー賞受賞作品で『グッド・ウィルハンティング』という秀逸な映画がある。天才だがどうしようもない生活をするバッド・ウィル‥。ロビン・ウィリアム扮する教師が、ウィルの才を気づかしていく。教員としての自分の理想でもある。
学校現場でいつも感じる。あの子はバッドだ、と決めつける前に、その才を見つけてやってほしい。
Good child hunting