今季、リスタートの挑戦。
日本に戻り1ヶ月が過ぎて、望みがあるうちはそこに向かって集中するしかない。
公式練習だと、大きな失敗がない限り日本人3位以内には入れるだろう。
【COC第一戦(HTB杯)】
一本目、日本人トップの6位。上々のスタート。
日本人2位はレジェンド葛西紀明、さすがだ。
W杯と違って、試合が追い風傾向になると息子の空中技術が生きて持ち味が出せる。
ところが、二本目は大きく失速し、あれれ?という感じ。
トップは葛西紀明となり、息子は日本人2位である。まだまだOK。
本番は2月のW杯だ。それまでに調整すれば良い。
【COC第二戦(STV杯)】
昨年同様、午前、午後とダブルヘッダーとなる。
午前中は道内TV中継があり、観客もそこそこある。
試合前にSTVのスタッフが来て取材を受けた。ただ、STVは応援してくれているんだけど、今までなかなか期待に添えないのが心苦しい。
嫌な予感が当たった‥
まるで昨日の失敗を引きずるかのように伸びがなく落ちる。
昨日とは逆に向かい風だったので海外選手も大ジャンプが連発する。
風が良ければレジェンドのもの。葛西紀明はW杯出場に大きなアドバンテージを得た。
すでに海外遠征でポイントを持っている若手の小林朔太郎にも逆転されてしまった。
【COC第三戦】
ジャンプはとにかく精神状態が大きく影響する。
もし第三戦が翌日であったなら、息子の精神状態も持ち直すことができたかもしれない。しかし、気持ちを持ち直す間もなく淡々と試合は続く。
佐藤慧一 15位
小林朔太郎 17位
内藤智文 18位
葛西紀明 21位
試合結果としては、日本人選手は横一線なのだが、W杯選考レースは葛西紀明、佐藤慧一、小林朔太郎の3人となり、息子は次点で出場を逃した。
W杯開幕戦メンバーだった息子は、さすがに今回は大丈夫だろうと思っていただけにがっかり感が強かった。
昨年は葛西紀明が次点だったが、W杯当日に出場選手が病欠し土壇場のサプライズがあった。しかし、そんな事を期待しても空しい事だ。
痛めた腰も心も重く東京へ戻る。