息子が今年から山形県所属の選手(山形県の臨時職員)となると同時に、全日本ノルディック複合のコーチに就任した。全日本ヘッドの久保貴寛氏のサプライズな抜擢だ。ノルディック複合とは言え、スペシャルジャンプで全日本強化指定になっていない現役選手が任命された。
今から15年前、外国人コーチを招聘して盛んにセミナーが行われた。その中で笠谷幸生氏は「スペシャルジャンプとノルディック複合のジャンプ理論を結合したい」と宣言していた。まさか息子が最初にその任にあたるとは思わなかった。
実際は自分のトレーニングや試合、山形県Jr.の指導もあるので、まずは女子コンバインドBチームのコーチから始まったようだ。
本人は本人で相当な覚悟で臨んでいるのだろうが、若い女子選手はETみたいなもんで苦労もあるようだ。それを、指導者という立場でニヒルに眺めている自分がいる。
さて、今週末からはサマー大会の最終シリーズが続く。
10月8日 全日本秋田県鹿角サマージャンプ大会
21日 全日本選手権ノーマルヒル 白馬
23日 全日本選手権ラージヒル 白馬
29日 全日本UHB杯 札幌大倉山
30日 全日本NHK杯 札幌大倉山(サマー最終戦)
自分としては、息子の元気なジャンプを一人でも観てほしいな、と考えているが、この思ってもみなかったコーチ兼任の中、どうジャンプや心境が変化したか観る楽しみも増えたかもしれない。