#尾崎行雄記念館

 本学園の創始者は『信は力なり』の和田幽玄だ。

 和田幽玄の人生を変えた出会いは新聞記者時代の先輩だった安藤正純との出会いだった。

 安藤正純は戦後、盟友鳩山一郎と共に日本自由党を設立し、現在の自由民主党の礎となる。その後、安藤正純は第一次鳩山内閣(日本民主党)の文部大臣となった。

 中外日報東京支社長を辞めた和田幽玄は生涯、安藤を兄貴分と慕い、大正時代、安藤は和田の学校開設に尽力した学園の恩師でもある。

 安藤正純 国立国会図書館資料

 

 尾崎行雄記念財団では『勇気ある政治家たち』として尾崎行雄をはじめ10人の政治家を挙げた。(写真)

 憲政政治を詳しく知ろうと、まず相模原市の尾崎行雄記念館を訪ねた。

 #尾崎行雄 #憲政のレジェンド 

 尾崎行雄は東京市長10年を含め60年をも政治家として生涯を捧げる。五一五事件で政党政治が閉ざされ、挙国一致内閣の中でも日本の良心を守り続けた。

 

「人生の本舞台は常に将来にある」とは、まさに目先に走る最近の政治屋たちに聞かせたい。

 面白いのは、尾崎行雄は40代で一回自らつくった政党を飛び出している。自分の尊敬する政治家も45で政党を飛び出し、国会議員を一度離れている。

 戦後も現役国会議員として、世界平和を実現する世界連邦、国際憲法、核廃絶の必要を説いてまわった。

 満州事変を「聖戦」などと言う閣僚、組織の権謀術数に走る政治屋、侵略に機能できない国連・・夢物語や妄想ではなく人類存亡の為に真剣に考えなくてはいけない問題だと思う。

 選挙や政治に期待しない10代、20代の若い人たち、教育や子育てに関わる大人たちに是非観てほしい。

 

 真理に時代は関係ない。

 

 温泉ファンとして尾崎行雄が那須塩原温泉に通ったことにも注目している。