私たち家族は10年前に一家離散しました。あまりにも壮絶で醜い争いは全てに別れを突きつける事で終止符を打ちました。

こんな家族がいるとは信じられなかったけれど、聞けばよくある話との事で忘れる事が出来ました。

 かろうじて兄弟姉妹の関係を4人が保てていたのは親が生きている時だけでした。両親が他界すると、相続争いで兄弟の醜い

欲望があらわに出て、姉がそれに私を巻き込み1年調停で争ったが私たち姉妹は何もなく徒労に終わりました。

私は裁判迄する気も無く、そんなお金も無いので直ぐに終わらせましたが、お金のある姉は裁判に持ち込みたかったようだが私は辞めました。醜い争いは避けたいし、母の遺言でもありました。いくばくかのお金は生前姉と貰っていましたので、それ以上はしたくなかったのです。

姉からの報復は恐怖にも似た、気持ちの悪いもので私が家を処分しして団地に引っ越すと、私が恥ずかしいので親戚に住所がわかるから物を送ったりしないようにとの事、もし私がお金がいるなら笑いながら貸してあげてもいいと私の首筋をなでながら言った時、私は恐怖と気持ちの悪さから震えながら帰ってきました。

兄弟姉に絶縁宣言をして10年未練も気がかりも無く今を心地よく生きられるのは自分の思い切りと、悔いなく生きたいと言う思いからの絶縁は良かったと思います。悪しきしがらみは害にこそなれ未来が閉ざされると私は思いました。

このような家族は今の世の中珍しくはないようなので、いろいろ悩むより自分が世間体など気にせず大事な人といかに有意義に生きて行くかを考えれば答えは出てきます。大事な人生は短いことを忘れず大事に生きて行くべきだと私は思っています。