私が網膜剥離の手術を終えて退院した2日後近所の知り合いの高齢者が家に来た。

わたしがふれあいで見守りをしている対象者でした。私に、近くのちょっと有名な神社の病気平癒のお札をくれて「お大事に」と言ってくれた。私は思わぬ彼の訪問と好意に涙が出て言葉にならなかった。神社は遠く82歳の彼は往復2時間もかかったようだが涙でお礼を言う私に、花見をしたかったからと言い気に使わせまいとしたが、その近所は藤の花の名所なのだ。

 82歳の高齢者が杖を突いて遠い神社までお札を買いに行ってくれた感動を民生委員の定例会で話したら同僚が社協や地元新聞のコラムに乗せて良いかと言った。これは民生委員のこれからの指針になるからそうして欲しいと言ったけれど、私は彼の好意を大事な宝物としてとっておきたいし、なにか辛い事とかがあったらこの事を思い出し、自分を鼓舞していきたいと思い返事はしなかった。

私は波乱万丈な人生だったけれど、全てが人に助けられて来たので、これからの人生は人と触れ合う自分なりの恩返しをしたいと思っていました。お札の件で今の私はふれあいの仕事が出来る事が喜びに変わっています。

お陰様の人生が送れている事に感謝しかありませんラブ