友人の旦那の実家に梅を取りに行く事になった。友人の家に遊びに行っただけなのに、とんでもない展開になった。

郊外の田舎でのどかな田園風景の中に、まばらにポツンポツンと家が建っているだけの暮らしに不便そうなところだった。

 二人暮らしの高齢の夫婦はとても人が良く、奥さんとは会った事があり、さきに梅を取りに裏山に行った。

小梅や大きな梅が沢山あったが、少し時期が遅かったみたいで木の上の方しか大きな梅は無く、小梅が多かった。梅を取り終え、お茶を頂きながら話が弾んだ。初めての家なのに私は、しゃべり過ぎ後悔したが、それだけ夫婦は素朴に歓迎してくれたのだが友人に誤った。しかし私がこんなに初対面でしゃべる事は無いのに、友人は私が現役の時営業をしていたからだと言った。彼女は私が居心地が良かったから、話が弾んだとは思っていなかったみたいだったから、それでいいと思った。

 大きな問題はこれからだった。梅が多すぎて、二人とも経験もないのに、漬けるのを私にされてしまった。彼女の言い草に、私は引いてしまったけれど仕方がない。彼女が梅をつけるのに失敗したら、家が栄えず不幸になると言う迷信があるからい嫌だと言う。それは聞いたことがあり私も嫌だったけれど、もうどうしようもないので私しかいない。帰りに漬物桶、重石や塩を彼女が後を使うので買い。私が梅酢、梅しそを、5,7キロの梅をつける分買い、大きな出費となったショボーン

 これからが更に大変だ。洗い、一夜干し、塩漬け、ネットを見ながら、シソの袋の説明を見ながら、やっと漬けたけれど今日は近所の先輩に失敗しないように聞きに行く。

 彼女が不本意に、失敗したら家が栄えず不幸が起こると言う、言い伝えがあるから嫌だと言って私にさせている。私もそれは知っているけれど、私ならいいのかと言いたくなった。どちらかがしなければ、流れから言えば私しかいないだろうと思ったのでどんな事があっても、失敗は許されない。私も不幸は嫌だ。こんな事になるなら行かなければ良かったけれど、全てが偶然だから変な迷信は信じないで、悔いのないように頑張ろうと思う。神様が私の努力に応援してくれると思うから。どうか成功しますように。