私の親友が亡くなって今日が一周忌です。私にとってとても親しかった友人なので、新聞の訃報欄で知った娘からの突然の訃報はとても信じられなくて私を随分苦しめた。

 あんなに親しくしていた親友がアクシデントならともかく癌でなくなるまでには時間があったのに、どうして何も連絡してくれなかったのだろうと思った。彼女は看護師でそれを全うした。私とは人生観が似ていて30年近い親友であったが、職場のことは知らない。お互い苦労していてご主人を通しての友人となったが私のお客様で合ったから、立場的には彼女の方がプライドがあったかも知れない。

 苦労の度合いはよく似ていたし、生活レベルも同じくらいだったが、彼女の夫が亡くなり生命保険が入って相当いろんな事が叶ったと思うが彼女はいつも謙虚であり私との交流は月一ペースで私は彼女に家に行って夜遅くまでご馳走になりながら人生を語っていた。私が何時もビール350を半ダース持っていくと、それと同じ本数を飲んで酔っていた。酒豪である、ご主人はアル中に近かった。そんな彼女に2年前ぐらいから突然アクシデントが続いた娘婿の突然の死、孫の交通事故、自分の骨折etc、それから突然連絡が取れなくなり再三の私のTELに事情を知った。彼女が最後に連絡が出来るようになったらしますと言ったが、それは永久になくなった。ずっと私は彼女が親友と思っていた私に連絡をくれなかったのかが気になり悩んでいたが、自分だけの理不尽さに耐えられなくなったのだと思った。二人で必ず幸せになれるよね、これだけ頑張ったのだからと言いあったのになぜと言うう思いが、私に連絡しない事で耐えていたのかもしれないと思いました。

 誰にも言わなかったのが彼女の意思だと分かったけれど昨日まで一年はとても苦しかったが一周忌のお別れに急遽職場から行くと息子が結婚していた。とてもそんな事は無いだろうと思っていた。彼女が一番危惧していた50歳近い息子が結婚していた事はサプライズであり私は一番嬉しく、これで苦しみや心配は払拭できた。彼女が一番案じていたことが、彼女の葬儀が縁で結ばれたと言う。私は彼女に最後のお別れをした。もう安心だし今まで彼女のご冥福を神に祈ってきたけれど、もう今日からは残された家族に引き継ぐことが出来て、私はトラウマとも言える心配が終わりました。神に感謝です。