今の世の中は、以前と比べるととても厳しい世の中だと痛感させられます。

 私は独居で僅かな年金で暮らしていますがゆとりはありません。何か大きな出費があると気が重くなります。

2人の娘は大きな必要不可欠な出費はサポートしてくれて助かっていますが、生活費を貰っているわけではありませんので厳しい生活は変わりません。生活はどうにか出来ていますので、世の中の常識からすればよいほうなのかもしれません。しかしそれは自分が一生懸命働いて来た成果なので、当たり前の報酬と思っています。

 私は現役の頃将来の年金をシミュレーションして折々社会保険事務所に検索に言っていました。シングルマザーの私は自分しか頼れないのは熟知していましたので事故で会社を辞めるまで自分がリタイヤしたときの年金は知っていました。予定より3年早かったのは不本意でしたが、働き過ぎて大病を経験した私に神様からの警鐘だと思ってリタイヤしました。世の中が不況になって全ての事に陰りが見えてた頃のことなのでタイミングは良かったけれど年金は私の予定通りでは無かった。社会保険事務所の人が不本意そうな私に「悪い方ではないですよ」と言った一言が私を納得させた。

 最近親しくなった友が私に言った。5年前に年金が3万にも満たなくて貯金を毎月切り崩して生活してたら怖くなり80過ぎの店のお客さんだった男性と結婚したと言った。私はとても嫌悪感を感じて彼女が不潔な人に見えた。高齢の彼とお金のない彼女の条件が一致したので結婚したのだ。彼女は打算をはっきり隠すことなく言ったのだ。彼女は嫌な人では無く正直な人だし好きだから、暫くして理解できた。水商売であるあるの話だけれど、いずれは生活保護か再婚かの選択肢なら仕方がないと思ったけれど、彼女には娘と息子がいるのにそれが私は頭をよぎった。しかし彼女が頼れる子供たちでは無かったのかもしれない。息子はバツイチと言っていた。