久々にボイストレーニングについて書きます。
最近また新たな生徒さんが
よくいらっしゃるのですが、
ご多分に漏れずみんな前のめりです。
骨盤を前傾させて腰を折り、上体を反って
顎を無理に下げることで首を固めています。
高音が出ないとか
低音が出ないとか
呼吸が続かないとか
声量がないとか
歌った後声が嗄れるとか
喉が痛いとか咳が出るとか
原因は全て姿勢にあるのです
悪姿勢からいい声は絶対に出ません
絶対に
ボイトレとか筋トレとかの前に
まず自分の姿勢を顧みましょう
悪い姿勢をし続けていると筋肉はそのまま固まります。
筋肉を固めたまま無理やりトレーニングすると
関節を傷めたり、肉離れを起こすこともありますよ
腹式呼吸と言うのは
(この呼び方嫌いですが)
お腹をポコポコ出したり引っ込めたりすることではなく
インナーマッスルである横隔膜を自由に動かすことなのです。
横隔膜が自由に動くためには
背中が自由でなければいけません。
そして背中の上で鎮座している首(頭部)と
その下で支えている骨盤との関係性が
非常に重要になってくるわけなのです。
首と尻を固めている人は必ず呼吸は浅いです
歌を歌うということはは全身運動です
鼻とか口とかでちまちま呼吸するのではなく
全身を開いて思いっきり吸い込み
全身を支えてどわ~っと吐くのです
それをやるためには
普段から体を動かしていることが肝心なのです。
呼吸が浅いとあらゆる病気を引き起こしかねません。
病気になる前に、喉を壊してしまう前に
気づいてほしいですね
久美江