テレグノシス

オールドファンにはお馴染みですが短距離から中距離の重賞常連でトニービン産駒だけに東京にはめっぽう強い荒武者でした。2002年NHKマイルCを制しGⅠ馬でもあるが同レースでは武豊鞍上のタニノギムレットが1.5倍の圧倒的人気だったが終始後方の内で脚をためたテレグノシスが直線で前が壁になり若干強引に外へ持ち出したことでタニノギムレットがモロに影響を受け追い込んできたが脚を余す3着となりレース後武豊が激怒したが長い審議の結果、お咎めなしになった。3度の海外遠征も経験しGⅠジャック・ル・マロワ賞で3着など37戦5勝(内、重賞3勝 毎日王冠、京王杯SCほか)でGⅠに17回出走し盛り上げた名脇役でした。気性が強い面もあり弱いときはあっさり大敗するが追ってキレがある長い脚を繰り出すと他馬を置き去りにしたりタニノギムレットやツルマルボーイとの壮絶な叩き合いなど名勝負を演出してくれました。重賞馬マイネイサベルを輩出し2012年に種牡馬引退、功労馬として10年間余生を過ごしていたので大往生でしょう。お疲れ様でした。