警察に通報した後
警察の人がどれくらいで来たのか、
まずお巡りさんが来たのか
いきなり刑事さんが来たのか、
全く記憶にない。

事情を聞かれ、家中捜索され、
私とトンボの指紋も取られた。
もちろん犯人の指紋がないか
調べるために、私達の指紋を
除外したいから。

多分、鑑識の人達も来てたん
やろうけど、それも記憶にない。

ほんとに相当動転してたんやろう。

銀行やカード会社に連絡したのも
警察が来るまでか、来てからかも
分からないけど、連絡した時は
すでに遅かった。

空き巣たちは昼のうちに
家からは遠く離れた銀行に行って
私の口座から100万円を
引き出していた。

そこまではその日のうちに
分かった事。

後日詳しい事が分かった。

ATMでは暗証番号が分からないし、
引き出し上限が30万円やったり
50万円やったりと少額やから
窓口まで行って引き出してる。

空き巣たちは相当慣れていて、
私の口座の支店である
近所の支店にに行って
窓口で「〇〇 〇〇さ~ん」と

(私の名前はかなり稀な名前)
呼ばれた時、もし近所の人がいて
私じゃない人が窓口に行ったら
不審に思われるかも知れないから
遠く離れた支店に行っている。

車で1時間近く掛かるほど
遠い支店に。

でもそれって犯人にとって
危険じゃない?

1時間も掛かる遠い支店に
行っている間に誰かが帰って
警察や銀行に通報したら
銀行で捕まってしまうやん!?

でもこれも悪知恵を使って
私達にとって、もっと怖い
方法を使ってた。