今日、看護士さんと話してて…大きな手術を控えてたりすると、患者さんは大きなストレス負荷が実はかかってるんだって。

だから精神的に落ち着かなくなったりとかしても、普通な事だから大丈夫よ~…的なお話をした。

あたしが受ける心臓手術は、誰がどう考えても『大きな手術』の1つよね。

自分では気付いてなくても、やっぱりそれなりに手術に対しての不安やストレスは抱えてるのかなぁ…。

今回、名古屋に来る少し前にお母さんからこんな話を聞いた。

あたしは2歳で初めての心臓手術を受けた訳だけど…赤ちゃんや幼子の頃に大きな手術を受けた子供は、本人には自覚は無いけれど心に大きなダメージを受けているそうだ。
だから知恵遅れではないけれど、同じ年の子と比べて10歳分位幼さが出てしまうらしい。
そんな話を主治医の先生が話してくれたそうだ。


思い返せば幼稚園や小学生の頃のあたしは、集団行動が嫌で出来なくて毎日毎日泣いていた。
授業中、人前で本読みや歌を歌う事が出来なくて泣き、机の下に潜ってずっと泣いていた。

中学に入る直前、中学の部活などを見学に行く機会があって…何故か、たまたま見た演劇部に興味を惹かれた。
そして中学になると演劇部に入ったんだよね。
人前で本読みが出来る様になりたい、という思いもあったけど…演技する事への興味が強かったのかもしれない。

そのお陰か、授業中の本読みは何とか出来る様になった。
だけど歌のテストは歌えなくて泣いてしまって、結局歌える様になったのは3年生になってから。
でも本当は歌を歌うのも聴くのも大好きだったのにね(苦笑)。

そして高校に入り、今迄とは真逆に趣味のサークルを学校外で作って、仲間内の先頭に立ってイベント開催やらお芝居やら色々な経験を出来る様に迄なった。

勿論、今でもどちらかと云えば人見知りで(苦笑)、大人しいというイメージは残ったままだけど。

小学校の頃に比べれば大分と進歩したよね。

ただ。
問題なのは…幼い頃は嫌な物は嫌だとごねて泣いてばかりだったのに対し、今は嫌でもグッと抑え込んで自分の中に詰め込んでしまうみたいで…それが時々、限界を越えると泣きだしてしまう傾向があるみたい。
今後の課題は、これをどう緩和していけるかだなぁ…。

人生って人それぞれ試練はあるだろうけど、乗り越えて行くしかないから大変よね。

そんな時に支え合える相手が居ると、きっと辛さも薄れて自然に笑顔になれるんだろうなぁ。