民生委員の仕事でご縁を頂き…木々の剪定 | 夢30話…一市井人の独白録30譚と日常思いつくままにの絵日記風便り。

夢30話…一市井人の独白録30譚と日常思いつくままにの絵日記風便り。

人生とは所詮夢か、うつつか、幻か・・・
60年間一市井の生活者として歩んできた男の独白録30譚。
またそれに加え自然や風物・歴史を絵日記風に見聞録として語ります。

 こんな事があるものか…。民生委員として見守りの方々のなかで、かつて木々の剪定に辣腕を振るっていた御仁がおられた。何故か妙に気が合い何かと私の手助けをして頂ける。

80歳をもう超えられたか…何故か独り身でいらっしゃる。

 試しに我が家の庭の伸び切った木々を剪定してくださる、と言われる。勿論願ったり叶ったり…の心境でお願いすると、とてつもない勢いですっかり小ざっぱり綺麗に仕上げて下さった。しばし信じられない心境、この何十年私自身悪戦苦闘し(日々の雑事の処理に追われ殆ど手を付けられず、最後には大枚をはたいて剪定業者さんに年二回お願いするのが常だったから)…それがあれよあれよと言う間に見事なまでに刈り上げられてゆくのだった。家内が大喜び、おまけに報酬は固辞されて受け取らないのである。世の中にこんな方もおられるのである。(写真参照)

   更には何かと私の難事に手を差し伸べて頂き、坐禅会にもサクラとして参加頂いたり、昼食夕食にも近場の定食屋や中華飯店や餃子飯店でも相伴して良き話し相手になって頂き、何故なんな有為な逸材が老齢単身生活者なのか未だに謎なのである。

 個人情報なので詳細は語れないのだが私の窺い知れない事情がお有りなのだと思う。そうこの方とは終生お付き合い頂こうと密かに内心思う日々…。

 (変哲もない我が家の木々の風情、かつて木々がこんなにこざっぱり綺麗に整髪されたことは無かったのである…真に脱法!.最初の写真の脚立に後ろ向きになっておられる方がその御仁)