今でこそ少し落ち着いたけど、俺は少なからず3.11の被災者に対して同情はなかった。むしろ怒りさえあった

震災から間もなく、多くの被災者がうちの近所の病院やその他施設に移住をしてきた。
病床の限られる中数多の病院が受け入れをしたことだろう

当然、行き届かない事もあったとおもう
病院側の落ち度が無かったとは思わないが、何も大変なのは東北だけでは無かったはずだ

誰も口には出さないけど関東圏だって震度5からあったわけだし、それに伴って跳んだ会社はあった

仕事にまともに入れない人間もたくさんいて、生活を切り詰めてそれでも苦しくて心中を図ろうとした家族だってあった

でも、最も甚大な被害を受け、同じ日本人同士助け合わなきゃと誰が言い出すでもなくやり始めたのは本当に絆だったはずだ



しかしだ、それはそれとして横柄に我が物顔で威張りちらし、医療従事者に感謝すらなく、挙げ句の果てにはわがまま放題好き勝手にやる被災者は腐るほどいたのも事実だ

テレビは美談だけを取り扱って臭い物には蓋をするから今まで言わなかった事を書かせてもらった

医療従事者として、最も近しい人は何ひとつそういう愚痴はこぼさなかった
当たり前だから、仕事だからと我慢をし、朝から晩まで仕事に追われるようになった

俺は助け合うとは片一方が一方的にする事ではないはずだと思う
被災したから何したって良い訳ない
どんなに苦しくても我慢するときだったんだから

最も近しい人が苦しんでいるのは目に見えて分かっていたし俺はどんな理由があろうとその被災者を許せなかった

全員がそうでないことくらい分かるけど
許せないものは許せないから


来年の3月で丸2年
変わるべき時はもう訪れている
人は変わらなくてはいけない
前に進まなくてはいけない

俺の中の黒い物を始めて書いたけど、本当はもっとリアルな言葉、もっとリアルな現実がある

それを載せるのは個人的には差し控えたいと思うので、今はやめておこう

本当の意味で助け合おう、日本





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