バーキン馬鹿故物欲爆発病という病気はあるのだろうか・・・?
私は今まで、使えもしない沢山のゴミ偽バーキンや偽ケリー、ゴミ小物を購入していて
悲しいことに、使えないゴミエルメスに少なく見積もっても60万くらいはお金をパ~っとドブに捨てた事になる。
まさにパ~金(あ、シャレですよ)
使えるコピーバーキンにも、既に100万円以上の注ぎ込んでるぅ
(本物買えますなぁ)
これは立派な「バーキン馬鹿故物欲爆発病」だと断言してもいいのではないだろうか??
私がこんなにも、病的にバーキンを求めてやまないのは何故なんだろう?
私だけではない。
セレブブログを見てても、本物のバーキンをいくつも持ってるのに、エルメスの担当さんからバーキンの入荷の連絡が入るといそいそと
これまたすでに沢山お持ちのバーキン片手にショップに出向く
んで、「購入させて頂けて、わたくし身に余る光栄でござる」ってノリで100万払ってバーキンを購入。
開封の儀をコマ送りの様にスマホでパシャパシャと連射して
んで、「何回体験しても、この瞬間は感激に打ち震える」
と1人呟きながらリボンをほどき箱を開けて
大事に大事にバーキンを布袋から取り出して、うっとりと頬を染めて新品のバーキンを眺めるのだ。
仕上げに、開封の議コマ送り画像を大量にブログにアップ!
そんなセレブ、たくさんいると思います。
何で人はこんなにも、狂信的にバーキンに惹かれるのか?
ネットにも繋げない、ゲームも課金も出来ない、SNSも出来ない
そんな単なるバッグに100まんえ~ん!
コピーでも20まんえ~ん!!
そんなバーキンの魔力に完全に憑りつかれた私だけど、
そうっ!こんなにも愛して止まないバーキン様なのに
(なんせ、今月末には新たに3つコピーバーキンが届いてしまう)
私は、バーキンをなかなか持ち歩けずにいる
なんとも本末転倒な話じゃないかい?
私が住んでる所は、ペンギン村(あ、また昭和が出ちゃった)ほどじゃないけど、なかなかの田舎町。
すぐ近くには、娯楽らしい娯楽は無い。
悲しいことに、あの田舎大好きなイオンですら、面白みのないわが町をスルーしている始末だ。
そんな田舎の住宅街でしかない街だから、私の近所を歩いてる人のバッグは
シャネル、フェンディも持ってる人はまず居ない。
バーキンなんざ持ち歩いてるマダームなんて、結婚して約10年でただの一人も見かけたことはない!
私の旦那は、そんな街の代々続く自営業
昔からの住人なら、ほとんどが旦那を知っている。
そんな閉鎖的な村社会の自営業の若奥様は、決してバーキンを持ってご近所をうろついてはいけない。
日本の法律でもそう明記してるとか、してないとか。
そんな暴挙に出たら、陰でけっちょんけっちょんに、まるで大根おろしなみに扱き下ろされて
下手したら旦那の仕事にも影響してしまう危険性があるのだ。
嗚呼、田舎マジおそろしや。
それなら、いつどこで私は買い漁ってるこのバーキンを持つのか
それは電車で一時間ほど電車に乗って、県庁所在地に出向く時だ。
(私はペーパードライバー)
しかし、ただでさえバーキン持って電車に乗るのが恥ずかしいと言われる中
地元民がひしめく中にバーキンを持って電車内に入れる訳がな~~~い!!!
ならば、どうするのか?
大きめのズタ袋に、バーキンをずっぽりと入れて持ち歩くのであ~る。
そして、ズタ袋を大事に抱えてガッタンゴットンと1時間電車に揺られ
県庁所在地の駅を出て、左右を見渡し、知った顔が居ないことを確認すると
おもむろにずた袋の中からコピーバーキンを取り出し
さも「バーキン持ってタクシーに乗ってまいりましてよ、おーほっほっほっ!ざ~~ます!!」
って高笑いしながら歩き始めるのである。
そして帰りも駅に着く前にズタ袋にバーキンを入れて電車に乗り、家に着くまで大事に抱えているのだ。
ああっこんなっ涙無くして語れない努力をしてまで、どうしてバーキンを求めるのか??わたしはっ?!
ほんと、リアルに不思議、自分でも分からない
だからこそ私は立派な「バーキン馬鹿故物欲爆発病」なのだろう。
もういい、諦めたよ、パトラッシュ。