熊本市現代美術館で開催中の村上隆展が、全作品の撮影がOKとなりました。
一美術ファンとして、私自身の備忘録として写真と共に取りまとめました。【バルブの時代】
作品数が多いので、途中にコーヒーブレイクを挟みながらゆっくり🐌💨💨と。
アラーキーの3枚組の写真から右に目をやると、鮮やかな色で書かれた生命力溢れる女性のイラスト。
日本を代表する女性のイラストレーター、山口はるみ氏のイラスト。
山口はるみ氏は、1972年頃からエアブラシを用いてイラストを描き、ポスターなどで発表された。
熊本のマチナカにもパルコがあるが、パルコのCMで山口はるみ氏のイラストを目にした事があるかもしれない。
スーパーリアルイラストレーションの欧米人風の女性像たちは、「はるみギャルズ」とも称され、
バブルの時代は、イラストレーションや新しいグラフィックデザインの時代でもあった。
『ビックリハウス』や『STUDIO VOICE』『POPEYE』『BRUTUS』『Hot-Dog PRESS』などが次々と発刊された時期でもあった。
そして、その右側にある2枚の写真は、
写真家藤原新也(1944― )の写真である。
東京芸大油画専攻に在学中の69年インドを旅行し、翌年その体験を写真と文章でつづった「インド発見百日旅行」を『アサヒグラフ』誌に発表。このインド体験は、写真と文章でつづった旅の記録を発表していくきっかけとなった。
その後も、次々と新人賞を受賞したり藤原氏は、気鋭の写真家、フォト・エッセイストとして注目された。最近は、世界遺産ともなった故郷の福岡県の玄界灘の洋上に浮かぶ沖ノ島に渡り、撮影し、取材した著書が話題を呼んでいる。
【続く】