NYダウは底堅い展開で、小幅に反発。経済指標が市場予想を上回る堅調さで、買いを後押ししたようだ。一方、経済指標発表前に大きく上昇していた米10年債利回りは、発表後は一転して債券買いが優勢となり、17日以来の2.3%を割り込んできた。
米10年債利回りの上昇と下落に連動するかたちで、ドル円は前日の東京時間112.30円から上下約1円の大きな値動きで、特に欧州時間の円安方向への振れる早さと値幅は想定を超えるものだった。
ナイトの日経平均先物の終値は18380円で、朝方のドル円は、前日に比べて112.40円前後とやや円安基調にあるため、寄付きの日経平均株価は、買いが先行してのスタートとなる見通し。
ドル円が円安方向に切り上げて、日経平均先物のサポート要因となっているが、米10年債利回りが2.3%を割り込んで、債券買いの流れが続いたことを示しているため、ドル円、日経平均先物ともに下方向への変化には注意して臨みたい。
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