こんにちは
いつもペタや「イイネ」をありがとうございます
この投稿は2015年に投稿したものを加筆修正したものとなります。
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配属先の仕事内容
私が配属されたのは「安全推進部」と呼ばれる部署でした。
業務の内容は、
①親会社の商品の輸配送をするトラックドライバーへの
安全管理、労務管理と、それに付随する教育・指導
②配送センターの安全管理、労務管理と、それに付随する教育・指導
③①、②関連する資料の作成と伝達
④確認のための現地確認(パトロール)
⑤親会社主催の「安全大会」の手配及び開催準備等
と書くと格好良い表現ですが、ぶっちゃけると
トラックの運転手に「ちゃんと仕事しろ」と、どやしつけて、
本当にちゃんとやっているかを抜き打ち点検に行くのが仕事です。
できていなければ、できるまで文句をつけ、
できていても「継続してるか」をイチイチ難癖つけるので
原則、嫌われモノになる業務です。
しかも本社は大阪にある会社。
関西弁のガラの悪いオッサン相手に、作業着着て、
ヘルメットかぶって、文句を言いに行くのが月半分。
そのためにデータを収集し、分析し、資料を作成するのが月半分
という感じでした。
ちなみに私が採用された最大の理由は、4つめの会社で
6年間も仕事が出来ていたこと。
あの有名なブラック企業で6年も働いていたのだから、
メンタルが強いだろう⇒トラックの運転手にもひるまないだろう
という予測。
まぁ確かに最初からあまりひるみませんでしたが
(そしてさらには逆に、トラックの運転手が顔合わすたびに謝ってくるようになった)
本当にガラの悪いヒトたち以外とは接点のない部署でした。
入社して数日が経過したとき、大阪支社にいた同部署のメンバーとも
初顔合わせをすることになったのですが、
大坂メンバーの2名は、2名とも元トラックドライバー。
見た目もさることながら、ガラの悪いおっさんで、初対面の第一声が
「誰やオマエ」
でした。
たぶん、ふつーの女性社員ならこの時点でもう仕事することが
イヤになる状況だったかもしれません。
でも残念ながらそんな可愛げはもう失っていたので
「8月1日付で入社した●●です」とあいさつして済ませました
初仕事は、資料作り
そして初めてメンバー全員が揃ったところで仕事をしたのが、
トラックドライバーに対する安全教育の一環としての資料作りでした。
会議室でパソコンとプロジェクターとを設置して、
その場で意見を出し合い、必要資料を読み込みながら
書記係になった人が、その場でどんどんと打込んでいくのです。
そのスピードについていくのが精いっぱいでした。
さすが、親会社が某大手メーカーだなと感嘆したものでした。
そして会議の時間内(とはいえ半日くらいかかっている)に
大枠の資料が出来上がると、それに肉付けをする形で資料を完成させます。
私が入社したときの教育資料は、労務管理としての
労基法に基づいた労働時間や、休憩時間、休息期間の説明のほか
振替休日の代休の違いなども説明をする資料を作成しました。
骨子となる部分は1日ほどで完成し、肉付けしたり
体裁を整えるのに数日かけて資料が完成したと思います。
それをベースにして、今度はドライバーに伝えるための練習をすることになります。
誰もが全員、同じ資料を使って説明ができるよう練習をして
(要はプレゼンの練習みたいなものです)その練習も1~2回で
もういきなり現場に赴き、説明をすることになるのです。
そして私も、入社して10日も経っていないのに
(さらには、入社数日後に作成した資料を見聞きしただけなのに)
「じゃあ、説明してみて」と、仕事を振られたときは、泣きそうになりました。
「大丈夫、命まではとられへん」と言いながら、それでも無理やりに
20人近くいるドライバーを前に、初めて説明をさせられたのが記憶に鮮明です。
それでも説明をしたあと、不足分のフォローをしてくれ、説明会の帰りがけに
「確かに"やってみろ"と無茶ぶりしたのは俺だけど、
それであれだけ話ができる、キモの据わり方はハンパない」と
一応お褒めいただいたのは嬉しいことでした。
OJTという名のスパルタ教育
それからも、この上長はえげつないほどのスパルタ教育でした。
ていよく、いつも「これはOJTや」と言っていましたが
(そもそもマニュアルのようなものは一切ないような仕事内容だったので
仕事を覚えるためにはOJTしか方法はないのですが、
それにしてもかなりスパルタだったと思います)
配属された10日も経たないうちに、北関東のとある営業所に出張し
ドライバーに対して安全教育の説明会を行いましたが、
それも2ヶ月後には「もう一人で大丈夫だろう」と、
説明会じたいもひとりで行くことになりました。
のっけからスパルタで仕事を覚えることになり、
所属していた部署が、本当にかなりハードな部署だと
知ることになるのは、それからもうちょっと先のことでした・・・。
続きます。
いつもお読みいただき
ありがとうございます