こんにちは
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この投稿は2015年に投稿したものを加筆修正したものとなります。
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支店と本店の違い
総勢100名近くの営業を抱えた本店営業部は、
さすが「お膝元」と呼ばれるだけに、ありとあらゆることが
他の支店は違っていました。
まずは朝礼。
以前は支店にいたため、電話やテレビ会議だったものが
当たり前ですが、営業部は全員 朝礼用の大会議室に集結するのです。
そしていままでは音声でしか聞くことがなかった社長の発言を
その場で見聞きできるのです。
もちろん同じ建物内で仕事をしているので、
社長と遭遇する機会は何度もあります。
私も、エレベーターホール近辺の死角で、
何度かぶつかりそうになったことがありました。
社会的には商工ローンバッシングの張本人。
ある意味「悪の首謀者」と、外側の人間なら思うでしょう。
実際、社会問題に発展するほどのことを、してきていました。
ですが、私が本店営業部に異動した直後は確かに業績も不振続きで、
私が勤めていた職場が「社会的な悪」として、
世間からバッシングされるようになるまでの
ほんのわずかな期間でしたが、彼の言動には一貫した「筋」があり
そしてそれに沿って行動しているさまは、他を圧倒していたし
尊敬に値する部分があったのも事実です。
その後 リーマンショック問題などで、営業資金が調達困難になったころから
そのカリスマ性は失われていきましたし、
少しずつ言動が酷くなっていったのですが、当時の彼の言動は、
一代にして一部上場企業にのし上げていっただけの実力も
カリスマ性もありました。
これは、外側からではわからない、真実のひとつだと思います。
しかし、私が退職する頃になると、彼の言動はどんどんとひどく
苛烈にして苛刻になっていきました。
次第にひどくなっていく社長の言動
商工ローンバッシングのあと、業績悪化に追い打ちをかけたのは
リーママンショックでした。
「金貸し」は、「お金」がないと営業できないのですが
資金調達は外資の金融機関でした。
リーマンショックによって外資系の金融機関も大打撃を受け
資金調達ができなくなるという状況になり、社長の言動にも余裕がなくなって
次第にかなりひどい言動をとるようになりました。
最後の方は、ただの罵倒になっていたこともありました。
もう朝礼ではなく、業績の悪い社員の吊るし上げの場になっていきました。
公開処刑のような朝礼に、耳をふさぎたくなりたくなることもありました。
もう退職してずいぶんと時間が経過していて、記憶も薄れていっていますが
転がり落ちるようになってからの言動は、もうただの暴君でした。
この辺りから、社長のことを陰で「将軍様」と呼ぶようになったのだと思います。
そして事実、「将軍様」と呼ばれるだけの言動だったのです。
会議中に欠伸をしただけでクビ
（営業は、業績が悪いと深夜まで仕事をしているから慢性的な睡眠不足てあるにもかかわらず）
色の濃いシャツを着ていただけでクビ
ネクタイの色柄が気に入らないからクビ
取締役ですら、ひどい扱い
業績が悪かったときの説明が下手だったという理由で
「お前のレベルは下の下の下だ、ゲゲゲだ。ゲゲゲの鬼太郎だ」
と言い放ち、その日の午後から「ゲゲゲ」と書かれたプラカートを
首から下げて仕事をするように命じる
この頃からもう本当にひどい有様で、戦々恐々とした状態で
仕事をするようになっていました。
社長に目を付けられることがないよう、身をひそめるようにして
仕事をしないと、身が危うかったのです。
ちなみに私は（これから記事にしますが）事務として
かなりベテランの域になっており、
営業部から別部署に異動することになるのですが、
実はそれが「社長の指示」だったことをのちに知ることになります。
それを知った瞬間「終わった…」と思ったものでした。
次からは少し この会社でやっていた仕事についてを
記事にしておこうと思います。
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