こんばんわ
いつもペタやイイネをありがとうございます
いよいよ今年もあと10日足らずとなってきました。
「光陰矢のごとし」という表現がピッタリとくるような季節です。
時間に関することば、ことわざ、格言はさまざまあると思います。
一日千秋(の思い)
日進月歩
四六時中
一朝一夕
そして「一刻千金」や「時は金なり」。
「一刻千金」は、僅かな時間が千金に値するほど貴重であるという意味で
「時は金なり」は、刻々と過ぎ去る時間は、金銭と同じように大切で
貴重であるという意味です。
どちらも
「時間=お金=貴重なもの」という意味合いが見て取れます。
ミヒャエルエンデの「モモ」も、この時間の大切さが
ニュアンスに含まれているストーリーだと思います。
ですが、時間=お金という観点もあると思うのですが
最近 私は「時間=命」だという気持ちが強くなってきました。
いくら近代、医療が発達し、様々な病気が治せようが
寿命が延びようが、人の命は有限です。
絶対に人は死にます。
そして生まれてから成長し、そしていつをピークにするかは
わかりませんが、今度は「死」に向かって歩を進めていくのです。
刻一刻と、死に向かっていくのです。
それは、砂時計が落ちるようとも表現できますし
人それぞれの寿命のロウソクに例えられることもあります。
尽きたら、終わり。
そんな有限なものだからこそ、
「やりたいことをやる」「心地よいと思うことに集中する」
という生き方が推奨される時代になってきたのだと思います。
そんな中、自己中心的な振る舞いで、周囲を巻き込んで
トラブルを起こす人たちがいます。
または、人の時間をちっとも気にしないふるまいをする人。
自分に都合の良い条件だけを押し付けて
それに周りが合わせてせてくれるようにしてしまう人。
こういう人たちは、きっと時間に対する観念が薄いのかもしれません。
そう考えると、「人に迷惑をかける」とか「人の手を煩わす」
または「他人のことを考えられない、配慮が足りない」という人は
自分以外の他の人の時間=命を奪っているのではないか、と
ふと思ってしまいました。
私はよく人の相談に乗ることが多いのですが
(だから各種セラピーの資格を取得したのです)
親身に相談に乗ってあげる人は、ごくわずかです。
そして私の場合、「ただ愚痴をこぼすだけ」とか
「ただ聞いてもらいたいだけ」というものには一切付き合いません。
「○○したいんだけれど、どうしたらいいか」とか
「××のために必要な知識やアドバイスが欲しい」という
具体性の強いものしか、話を聞きません。
各種セラピーツールを使い、セラピーをする場合
セラピスト側のアドバイスは してはならないとされています。
なので私の場合、セラピストとしては失格となってしまいます。
ですが私は、私の時間(=命)を削って相談に乗っているのです。
命を削っているのですから、すくなくとも無駄な削り方はしたくありません。
だから私は、相談者に対し、解決するするために
必要な知識やアドバイスをするのです。
そんなことを、ふと改めて思いました。
時は金なり。
いえいえ。
時は命なり、です。
その貴重な命をつかっている。
ここ最近、やたらと合理的で効率的な生き方をしているな、
無駄を省いた生活をしているな、と思ったのですが
きっとこの気持ちが強くなってきたからだと思います。
本当はもっと「無駄を楽しみたい」という気持ちもあるのですが
同じ使うなら、効率的に使いたい、
そして充実した使い方をしたいと思っています。
≪ちょっと追記しました≫
自分の都合を押し付ける、周囲を巻き込んで
トラブルを起こす人のほかにも
「友人だから」「知り合いだから」という理由で、
その人の持つ知識、スキル、経験、技術、情報を
あたりまえのように無償で搾取しようとする人もいます。
プロとしてお仕事をしている人に対し、
対価である金銭を渡そうとしない人。
こういう人たちも、プロをないがしろにしているうえ
プロの方々の命を搾取している人たちだと思います。
消極的な殺人行為なのではないでしょうか。
私の本業は、法律事務所の事務員です。
その代表である弁護士は、法的相談に乗ることや
法的に問題を解決をすることで収入を得ています。
ですが、たとえばマッサージなど
自分がお金を出し、サービスの提供をうけているときに
相談という形で法律相談をしようとする人がいます。
癒されに行っているのに、こちらはお金を支払っているのに
その金銭に見合ったサービスを受けられず
逆にその時間を利用して、法的相談をする。
これは二重の搾取です。
今日、とても不快な思いをしたので
記事にしました。
プロになにかを頼むとき、そこには対価が必要だし
その対価を支払わないような人は、
表現は悪いですが、消極的な殺人者である。
そう感じずにはいられません。
いつもお読みいただき
ありがとうございます