最近観始めたドラマがちょい革新的。


アメリカの連続ドラマでは珍しく、インドからの移民のサクセス・ストーリー。


タイトルは

『チッペンデールズへようこそ!』


今では結婚式の前日、独身最後の日に花嫁とその友達が男性ストリップ劇場に行ったりするのもアメリカでは当たり前となった。


そんなアメリカの文化を作ったのが、インドからの移民だったというのに関心を持ち、観てみることに。


インドからの移民のソメンは、アメリカのガソリンスタンドで働く雇われ店長。


仕事ぶりは真面目で、同じくインド移民のオーナーからもう数店舗を運営してくれないか、と頼まれるが、自立の道を選ぶ。


高級志向のナイトクラブを経営するも、何ヶ月経ってもお客は来ない。


偶然入ったゲイバーで、男性ストリップを見てコレだ!と思いつき、女性向けの男性ストリップ劇場をオープン!


これがすぐに当たり、お店は連日超満員の賑わいに。


ダンサー、振付師、衣装係、会計士が揃い、経営は順調だったのだが…。


この番組で一番興味深いのが、強いアクセントの英語を話す主人公のソメンが、人種差別に苦しみデイビッドと名前を変えるのだが


自身が力と金を持つと同時に

黒人への差別をし始めるところ。


ストリッパーのオーディションをする際、振付師が黒人ダンサーを合格させるのにも反対。


彼が店での人気No.1になっても、黒人だからという理由でカレンダー撮影から外してしまう。


コロナ禍以降、アジアンヘイトが浮き彫りになった。白人からでなく、黒人からのアジア人差別もあるのに驚いたが、


アジア人からの黒人への差別もあるんだなと現実を突きつけられた気がした。


自分が差別されて嫌な思いをしたのに、無意識のうちに差別してしまう。


これこそ人間心理だよな〜。


このドラマ、なかなか新しいところを突いた番組だ!!