※この物語はフィクションです。一人の女性がローで健康と美を手に入れちゃうお話。



RKB★GREENBAR


十八話。 


これまでのお話はこちら







『で・・・。イタリアに修行に行こうと思ってるんだ。』


イタリア!?会社辞めて?今すぐ?


『そう。このこと自体は、ここ1年ぐらいずっと考えてた。

蝶子さんの友達が向こうで店をいくつかやってて・・・去年の夏に行ってみたんだ。

そこで、野菜洗いなら、なんとか一人ぐらい雇ってくれそうなんだよね。』


急すぎて・・・頭がついて行かない。


どのくらいの間?


『最低でも3年。長ければ・・・5年、とかそれ以上?』


それって。最近決めたの?


『うん。動くなら、30になる前に、というのがあったし。

だから、ももかさんと一緒に行けたらな、って思ったりもしたけど・・』


だからの、一緒に住もう、結婚前提だった・・・?


『今は、時期じゃない、ってわかってる。』


時期。

この先、私は圭輔とどうしたかったんだろう。いつの日か・・・なんて

思わなかったわけじゃ、もちろんない。


でも、今は本当に自分の気持ちが自分でもよくつかめない。


『自分にとっても、一人で行くことが必要なんだと思ってる。

何年になるか、わからないから待っててとも言えないし。

やっぱり、友達に戻ろう、の方がいいのかな。』






『それで!?なんて答えたんですか、ももかさん!!!』


なんてって・・・。


『腑抜けですか!大丈夫ですか?やばいですよ、顔・・・。』


なんで、彩香に言っちゃったんだろう。私。

混乱?動揺?


いや、彩香の存在は、いつの間にか私の中で大きくなってるのは確か。

歳なんて全然下なのに。


『友達には戻らない。待ってる。って言えばいいんですよ!

何年だって、待ってたらいいじゃないですか!

もしも他に好きな人ができちゃったりしたとしたら、それはそのときのことだし。

だいたい、ももかさん、そういう器用なタイプでもないでしょ!』


うん、そう。そうだよね。


『それとも、ももかさん、もしかして、他に気になる人でもいるんですか?』


なんでそうなるわけ?やめてよ、勘の鋭い彩香に言われると影響される。


余計に頭混乱してきた。






今の私にとっての圭輔。

大切な人だと思う。

圭輔のやりたいことを応援してあげたいと、心から思う。


それが、待ってる、と伝えることなのか、そうでないのか。


ふと、蝶子さんが圭輔のこと話してくれた時の言葉が浮かんだ。


『後悔はしてない。大変でも、圭輔と二人の生活を選んだのは自分だから。』



私も、自分の道をしっかり選ぼう。

後悔だけは、したくない。







第十九話に続くクローバー







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