※この物語はフィクションです。一人の女性がローで健康と美を手に入れちゃうお話。



RKB★GREENBAR


十六話。 


これまでのお話はこちら







『ももかさん!ももかさん!!』


昼休み終了10分前の女だね、彩香。ほんとにあんた。


『第一回目の、記念すべきRKBランチミーティングの日程、決まりましたから!』


いや、私、プロジェクトのミーティング準備で、それどこじゃないから。


『その、ミーティングの後に、ランチセッティングしましたから。大丈夫ですよ。』


あんた・・・まさか。


『はい。彩香もプロジェクトメンバーに選抜されたんです。』


それは、良かったじゃん・・・って、あんた軍曹にまで変なこと言ったでしょ!


『変じゃないですよ~。やっぱり、女の人は見た目も心も美しく健やかで

ないと、ね。』


いったい何人いるのよ、そのR・・・


『RKB。ローで綺麗になっちゃう、美サークル♪ですよ。

ええと、今のところ、5人、かな?

彩香も結構仕事忙しくて勧誘できてないんです。

でも、今度のプロジェクトメンバーにも、仲良くなったら声かけちゃう。』


仲良く・・・って、部長は仲良しなわけかい。

プロジェクトのメンバー、30人もいるのに、全員に声かけられたら

それこそたまんない。

って、私、そっちもやる気?


『いまちょっと・・・楽しそうかも?って思ったでしょ?』


思いません!ほら、5分前だよ。早く席戻ったら。


『は~い。じゃあ、ランチのお店、あとでメールしますから~。』






『と、いうわけで。こちらが、RKBサークル、部長のももかさんです!』


部長って。

ももかです・・・。すいません、なんか、こんなことに・・・。


『私たち、ももかさんの綺麗の秘密、教えてもらえるって、

楽しみにしてきたんですよ。

あ、私、明日美です。アパレル統括推進部の・・・って、

さっき自己紹介しましたよね。ミーティングで。』


『経理部の、桜子です。私も、すっごい興味あります。社内でこんな

美サークル、ちょっとおもしろいな、っと思って。

意外にあるんですよね。華道部とか、英会話サークル、とか。

あと、なんだっけ、ホノルルマラソン部、とか?』


そう。確かに、部署を跨いだ人脈作り推進とかいう名目で、

実のとこは社長の気まぐれで、部費援助まであるらしい。


『こんなお店、会社の傍にあったんですね。

これ全部、野菜料理なんですよね?

私、普段はお弁当派だから、あんまり外に出たことなかったけど。

おいしいね。』


『明日美さん、お弁当派?私は絶対に外ランチだな~。

最近は、鰻のおいしい店発見して、はまって通ってる。』


『桜子さん、あんまり鰻・・・ってイメージじゃないですけど・・。

あ、そうだ、彩香、ちゃんとサークル活動の申請手続き書類、総務で

もらってきたんですよ。それによると、最低でも10人は部員がいないと、

部費の補助は受けられないそうです。』


『じゃあ、まずは、人数増やさないとだね。私、経理だから、お金関係やるよ。

で、どのくらいの補助、受けられるの?』


『さすが、桜子さん、頼りになります!なんでも、いろいろ活動の条件が

あるみたいなんですけど・・・。

条件満たせば、立ち上げに10万、他に年間部員一人あたり、二万だそうです。』


そんなちゃんとした制度だったんだ。





『遅れちゃってごめんなさい。役員報告に手間取っちゃって。』


軍曹。ほんとに来るとは。


『あ、部長、いらっしゃいませ~。お先に頂いてます。

ていうか、ここでは、役職名で呼ぶのなしにして、下のお名前で

呼んでもいいですか?』


つくづくチャレンジャーだな。彩香。


『もちろんよ。小百合です。よろしくね、みなさん。』



いつの間にか、スタートすることに決定したらしい。

RKB。



GREENBARの、RKBは、何の略なんだろう。







第十七話に続くクローバー







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