アマプラで見た、映画ミッドサマー。

ホラー映画なのですが、一味違ったホラーでした。

どうやら、フェスティバル・スリラーと呼ばれていたとか。

 

簡単なあらすじは、家族を失った情緒不安定女子の主人公が、

恋人&友人と山奥の村に滞在するお話。

でもその村は独自の風習があって…。

 

フェスティバルと言うだけあって、お祭り感がそこかしこに。

そしてホラーにしては珍しく、色が明るい。

明るいっていうか全体的に白い。

 

シーンはずっと昼間だし、村人はみんな白い衣装着てて。

なんか、妖精さんみたいな。花の冠とかつけてるし。

 

みんなで踊ったり歌ったり、全員揃ってご飯食べたり。

ホラーだけど見やすいというか。

心霊系とは違った怖さでした。

 

 

ここから若干ネタバレ。

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば、村の風習として、72歳になったら死なないといけない。

みんなの前で崖から飛び降ります。

でもそれを何の違和感もなく受け入れてて。

 

打ち所が悪く、うっかり生き残ってしまった老人には、

村人がハンマーで頭をカチ割っていました。

あれはなかなかグロかった。

 

あとは普通に性交渉シーンが流れてます。

R15だったけど、かなり露骨。

薬でラリッてるし。

 

あとは、人をそのまま鶏のエサにしてたりとか。

熊の毛皮の中に人いれたりとか。

 

村はのどかで綺麗で、なんか楽園みたいな場所なんだよ。

村人も全員穏やかでさ。

それが逆に怖いよね。

しかも、村人は最後までそのままなんだよ。

別に発狂したりゾンビになったりする訳じゃないんだよ。

 

もしかしたら、世界の何処かにはこんな村が本当にあるんじゃないかって。

閉鎖された土地で、外界の影響を一切受けない場所で生まれ育ったら、

儀式と言って人を殺すのに何の疑問も持たなくなるのかもしれない。

 

そう考えると、やっぱり生きた人間が1番怖いんだなっていうのに辿り着くね(;・∀・)

 

 

でもこの映画で1番印象に残ったのはラストシーン。

村のクイーンに選ばれた主人公は、最後、笑顔で終わるの。

多分、村を受け入れて、自分もそこの”家族”になったんだと思う。

 

主人公は、冒頭で家族を失っててずっと孤独で。

恋人も、心から愛し合ってるって感じではなく、惰性で付き合ってる感じで。

ずっと自分の居場所がなかったんだと思う。

 

でも、村の人のサイコパスな部分でさ、みんな同じ感情を分かち合うというか。

崖から落ちて苦しんでる老人を見て、村人全員が苦悶の声を上げて。

主人公が泣いてるのを見ては、女性たちが寄り添って一緒になって泣いて。

何て言うのかな、共感性の最上級みたいな。

 

そう言うのを受けて、主人公は自分の居場所を其処に見出したんじゃないかと。

自分を受け入れてくれて、寄り添ってくれて、家族だと言ってくれて。

だから、ある意味ハッピーエンドだったんじゃないかと。

 

たとえそれが、気の狂ったカルト集団の村であったとしてもさ。

もしかしたら、幸せなのかもしれない。

 

もしあの村に生まれたら、ずっと穏やかな心地でいられる気がする。

村人の誰も、負の感情を持ってない様に見えるもん。

 

いや、カルト的なのには変わりないんだけどね!?

よそ者も村人も平気で殺せるような村なんだけどね!?

みんな薬漬けみたいな感じなんだけどね!?

 

でも、少しだけ羨ましいと思ってしまった。

 

 

そんなお話でした。