ファミレスにいったら
テーブルを6つ、くっつけて
ワイワイしてるティーンが15人ほどいた。

くっきり、
7対8に男女の席が別れていて
オトコはオトコと、女の子は女の子と話している。

実に、ウイウイしい。
本当は一緒におしゃべりしたいんじゃないだろうか。


オッサンが、
ミラクルを呼び起こす
席替えタイムを叫ぼうか!?と

決して言い出せない想いをグッと耐える。


坊主頭に、
ホッペを赤くした高校男児たち。

部活を彷彿させる、乱れた着こなしと
座席にかけた学ランが、懐かしい。



足下のスポーツバッグをみてみると


『県立追浜高等学校』


うおー!!!
母校じゃないか!!

しっかり!追高男児!!

気を遣った女の子が
水のピッチャーを持って歩き
男の子たちのグラスに水をついで行く。

感激した。
席替えを叫ばなくってよかった。

僕は女の子の勇気と気配りに
ひそかに乾杯した。


こうして、
ハイスクールボーイズの夕暮れは
温かいものになっていくのだろう。

青春。
それはキミが見た光。