最終日は京都に移動しました
この日はノープランだったのですが
まず思いついたのが泉涌寺塔頭の戒光寺
一時期なぜか泉涌寺ばかり行ってたことがあり
その途中にある戒光寺さんも必ずお参りしていました
ここはなんといってもギャップがすごい!
お寺自体もこじんまりしていて本堂もコンパクト
なのに!中に入って奥に進むとめちゃめちゃでっかい
立像のお釈迦様がいらっしゃいます
本尊 丈六釈迦如来像
丈六とは長さの単位を略したもので
立像のたけが一丈六尺=約五5メートルの仏様を
(坐像だとその半分)丈六仏と言ったりします
戒光寺の丈六釈迦如来像は
台座から光背部を入れると
約10メートルという大きさで
まさかこの小さなお堂の中に
そんな大きな仏像がいらっしゃるとは⁉︎と
何度訪れても新鮮に驚ける!
あとこのお釈迦様、爪が長くて綺麗なの💅
そこも見所です
今年8月の豪雨で本堂の屋根が一部崩落してしまった
というニュースを見ていたので
少しでもお役に立てればと思い
とりあえず行ってみよう!と思い立ったのでした
クラウドファンディング中だそうですよ
そうしたらちょうど本堂向かいにある
泉山融通辨財天さまの特別開帳中でした!
何度も来ているところですが
ご開帳しているタイミングでは初めて
いつもは年に2回のみのご開帳で
その際、お厨子は開けられているけど
近くで拝むことはできないそうなんですが
今回は初の2週間の長期公開
しかもお像のすぐ近くでお参りさせていただける
滅多にないありがたい機会
なぜ今回そのような特別開帳をしているかというと
この辨財天さまは最澄作と伝わっていて
今年は最澄1200年の大御遠忌
トーハクの「最澄と天台宗のすべて」に行ったばっかり
その記念として初の長期公開ということでした
そしてこの融通辨財天さま、どうして秘仏なのかというと
普段は厨子の扉を閉めているぐらいでちょうどいいほどの
強い霊力の持ち主だからなのです
「あらゆるお願いを叶えてくださるけれど
お行儀が悪いとそれなりの罰も与えられると言われています
お願いが叶ったら必ずお礼参りをすることを
強くお勧めされています」という説明を受けてから
失礼のないようにお参りさせていただきましたよ🙏🏻
そのお姿は手が8本ある八臂像で
その8本の手にはいろいろな道具を持たれていて
その道具を使ってあらゆるお願いを叶えてくれます
弁財天というと
琵琶を持った七福神の一人の姿を思い浮かべますが
もともと日本に弁財天さまが入って来られた時は
8本の手の弁財天で
その後2本の手の琵琶を持った姿になり
さらにその後に宇賀神と習合して
頭上に翁面蛇体の宇賀神をいただく姿の
宇賀弁財天が広く信仰されるようになった
というお話も伺いました
御朱印は御本尊の丈六釈迦如来と融通辨財天
両方いただきました
思いつきでの参拝でしたが
とても貴重な機会に巡り合わせていただき
もうすでに融通していただいている!と思いました
さて、ここからまたノープラン
とりあえず最寄りのバス停まで戻ってどこにいくか考えよう
(つづく)