転院してちょうど一ヶ月後の今年の二月に喉頭気管分離と胃婁造設の手術を同時に受けることになりました。
まず手術の説明が外科医から手術内容の説明とどういうリスクがあるのかの説明があり、麻酔科医からも麻酔についての説明がありました。どちらも同意書にサインしました。
リスクについては、急変、心停止の可能性など。
そして心電図をとり、異常が無いか確認されました。

手術当日は、主人も仕事を休み付き添いました。朝の栄養注入は手術の為、行われず、早い時間に浣腸をされて、午前中から手術室に運ばれました。
主人は手術室前まで付き添い、私は手術室の中まで一緒に行きました。
ユウは頭に青い手術用の帽子を被せられ、まだ3才だから帽子がブカブカだったです。
私も青い帽子を被って、手術室の中へ入りました。
そこでストレッチャーから手術台に移されました。手術台は思っていたより小さな台でした。
ユウの体の上にはウォームタッチという紙で出来た布団のような物に熱風を入れて温める装置をかけられました。
いつまでもそこに居て見守りたい気持ちもありましたが、看護師に促されて外に出ました。
さすがに血を見たら倒れるかもしれないし・・・

麻酔と手術が終わるまで、主人と二人で病室で待ちました。
そんなに難しくない手術だから大丈夫と医師に言われていましたが、まだ3才なのに大丈夫だろうかと心配で泣きながら待っていました。

やがて手術が終わり、ユウは念のためICUで一晩過ごすことになっていたので、ICUで面会しました。手術は問題なく終わったそうで、一安心でした。
ユウの喉にカニューレという気管に付けるチューブを付けられて、そこに人工呼吸器の管が取り付けられていました。最初は「気切シャイリー カフ無し」というカニューレを使っていました。胃ロウに通された管からは手術したばかりなので、血が混じったような液体が出ていました。
ICUには泊まれないので、私はその晩は自宅に帰りました。

翌日、ユウはICUから小児病棟に戻ってきました。
ユウが手術を頑張ったご褒美に、ユウが元気な時に欲しがっていたキュートトランスフォーマーのバンブルビーとオプティマスを買いました。(車がロボットに変形するオモチャ)
ユウはバンブルビーが大好きで、よく口を丸くしてバンブルビーのマネをしていました。
あと仮面ライダーエグゼイドのソフビもエグゼイドが大好きだったので買いました。
数日後には、手術のおかげで口と鼻の管が必要なくなり、顔が綺麗に見えるようになって嬉しかったです。管が付いていた時は、外れないように顔にテープで固定されていたので、テープのせいで赤くなっていて可哀相でした。
胃ロウの方は、最初は白湯を流し、だんだん栄養剤を流すようになりました。
この時はエンシュアを注入していたと思います。