「面接対策で深掘り練習をしましょう!」就活生なら耳にタコができるくらい聞く言葉だ。そして就活生はコレを聞くたびにこう思う「そっか、面接では深掘りされるから対策しないと」って。
正直、僕もそう思ってた。でも今思うとコレは僕たちがつまらなくなってきている証拠なのかもしれない。だって最初に思うはずなのは「なんで深掘りされるの?」だ。
深掘りは決して嫌がらせのためではない。それはまあ半数くらいの就活生なら理解しているだろう。しかしその半数も「ボロを出さないか見抜くため」のようなチェックのための行動として捉えているのではないだろうか。
それでも甘いんだ。本当。
もちろんコレは僕の答えだから正解かどうかは知らない。でも当事者視点に限りなく近いところに立った僕の答えはコレだ。
「あなたの本質を見抜くため」
コレに限る。
僕は様々な企業様の説明会に参加した。合説なども入れたら2~30社は軽いだろう。そして毎回質問するようにしている。その時間をもっとも生産的に過ごしたいからね。だが、途中からおかしなことに気付くようになった。
「あれ?どの企業もまじでおんなじことしか言わないじゃん」って。
よくある例を出そうか。「御社が仕事をする上で大切にしていることはなんですか?」に対して「クライアントファーストの精神ですね!」というもの。
これ9割の企業はこう答えるのだ。残り1割はエンドユーザーファーストor社員ファースト。
後者ならまだいい。マイノリティーだからこそ、その回答そのものに価値がある。でもクライアントファーストです!なんて回答されても、こちらとしては「いやどこも同じだから!」って思う。
じゃあその企業を深く知るために、どうしたらいいのか。別の質問をする?いいや、やるべきことはただ1つ。
深掘りだ!
深掘りすることで、より知ることがデキる。さっきの質問なら「多くの企業でクライアントファーストを掲げていると思うのですが、御社ではどういった点に重視してクライアントファーストを心がけていますか?」
これすごくざっくりしているけど、これだけでも結構いい答えが返ってくる。もっと精度を上げると「私はクライアントの視点に立って仕事をしたいと考えているのですが、御社のクライアントファーストとはそういったことも含まれているのでしょうか?またその場合、実際の事例などあれば教えてください」
この時事例が弱いと、正直怪しい。逆にぱっと答えてもらえると浸透しているということだ。
前に質問した企業であれば「△△社さんはクライアントが輝くように華やかさを大切にしている傾向が強い。うちはクライアントのためなら、どんな手段でもチャレンジして数字を用いて寄り添う」と言っていた。
この違いはすごく自分に刺さった。また志望動機を考える上でも重要になるだろう。
さあ、伝わっただろうか。深掘りの大切さが。
だからこそ面接官は深掘りしてくるんだよ。決して嫌がらせのためではない。むしろあなたを知りたがっているのだ。そう思うと面接の億劫さも軽減するのではなかろうか。
最後まで読んでくれてありがとう。「当事者に近い立場」と冒頭で言ったのは、毎回質問していたこと。質問力を高めることで面接官の気持ちがわかる。これきっと、就活なんて狭い幅じゃ収まらないくらい大切なことだと思うんだ。